類は友を呼ぶ
「加茂水族館の入ってすぐの淡水コーナーにいるナマズはめちゃくちゃデカいっす!クラゲの写真をテキトーに撮ったらもっかい淡水魚コーナーに戻ってナマズのチェックするくらい!!!!」
「うみの杜水族館のメバルもかなりいいサイズが揃ってるよね!!みんな上を向いてしっかり餌を待ってる!!」
「美ら海水族館のGTはカッコよかったなあ〜!」
5月2日
令和早々、釣りバカたちは酒を片手に、水族館デートの醍醐味を語った。
世の男たちよ!!!!
インスタ映えなんざあ気にして、ライトアップされたクラゲだの、ワイングラスに入ったグッピーだのを、その首からぶら下げた、特に趣味もないからカメラでも始めようかなとか浅はかな気持ちで買った一眼で撮ってんじゃねえぞ!!
悪口が過ぎましたね…。笑
どうもお久しぶりです。
「ブログの更新はまだ?」と、もの好きな数少ない読者の方々から催促が来ておりましたので、急ピッチで仕上げました。笑
今回はちょい長めで、編集に時間がかかってしまいました。令和第1号です、お待たせしました。
この度、改元に伴うGW10連休にあやかり、5/2.3に僕の釣り仲間を集め計6名で、福島県へ泊まりがけでバス釣りをしてきました!
「10連休なんて長すぎる。」
「仕事忘れちゃうよ〜。」
何を大人ぶってカッコつけてんだ!?
上皇をはじめとする天皇家の皆さん、そして、いつも通り日常業務を行っていただいたサラリーマンや、コンビニの店員さんなど労働者皆様に深い敬意を持って、いただいた240時間、死ぬほど遊び尽くすのが我々の役目でしょうが!!!!!
いや、でも、正直長いな…。
とか思ってたけど、
メチャメチャ楽しかったぜ…。笑
ごちそうさまでした…。
冒頭のセリフは、コテージでの宴会のアホな会話の一部始終…。笑
やはり釣り人は水族館に行っても釣り人はなんだと感じた面白い瞬間だったので紹介させていただきました。
スケジュール的には、
↓(2時間弱の移動)
福島県の磐梯のコテージに宿泊
↓
という流れでございました。
まあ順を追ってダラダラと書きますので、見切りを付けて、インスタサーフィンに戻るならここです、今がやめ時です。笑
2日
朝4時に出発し相馬へ。
前日の夜中に急遽胃腸炎を発症した後輩T島君も流石の気合で参加。
コイツの部活のズル休みは何度も見たが、
釣りには必ず来る。
熱があろうがしっかり参加して釣りをする姿はまさしく彼そのものでした。笑
1時間ほどで真野ダムに着き、レンタルボート屋さんで、テキトーな説明を聞く。
「まあ、わかるっしょ?」みたいなスタンスは時として楽だが時としてとても危険なので、みんなで最低限の情報は聞く。
「昼過ぎくらいから風が強くなるから、あまり沖には出ない方がいいと思います。」
ボートの操作方法に気を取られ、このセリフを少しないがしろにしていたが、あんなことになるなんて…。笑
3艇に別れ、各々釣りへ。
ボートごとに釣った魚の大きさ勝負!ということで、胃腸炎T島君と気合を入れて、それっぽいポイントを狙うが釣れない…。
移動
釣れない。
移動
釣れない。
「ホントに魚いるっすかー?潜ってきますか??笑」
聞き飽きたいつもの冗談を彼が言っていると、風が吹き始めた。
まだ午前中、予報が少し早まったか?
釣りたいポイントにボートを停めても風で流される。
しまいには船が陸に着き座礁。
これもはや陸っぱりやん!!笑
風の中、得意のダウンショットリグ(これしか武器がない)で、ボトムを小突いてると、モゾモゾという違和感!バイトか??
ロッドを煽る、魚だ!!!!
スピニングリールのドラグ音、トルクフルな引き、まさにスモールマウスバスの醍醐味!
走り回られたが、やっと魚が見えてきた!!
30cmくらいか?
「T島!ネット頼む!!」
「わかりやした!」
彼の構えたネット目がけ魚を浮かせる。
超タフの中釣れた1匹、感動!!!!
ネットイン寸前
バシャバシャ!
「あ…。」
まさかのフックアウト…。
ここでのバラシはメチャメチャ痛かった。笑
『他の2艇もまだ釣れてない!
これを取ればラーメン奢ってもらえる!』
と気が緩んだ瞬間でした。笑
その後も爆風の中ネチネチ釣りを続けるも、なかなか上手くいかない。
時間的にそろそろやめようかと思うと、釣りに夢中で気付かなかったが、さっきより風と波が大変なことに…。
こんな馬力にのないボートで帰れるのか?笑
ヒュールリーヒュールリララ〜♪
風と波に煽られながら、T島の運転でなんとか帰着。
結果的には若林区釣りバカ4人集がゼロ。
広瀬折立バス釣りクラブが2人で3匹。
あの爆風の中プラグを投げようという発想になるバサーの方たちの経験値と知識はさすがだなぁと感心。
「まあ、ホンチャンは桧原湖っすよ!」
と、自分に言い聞かせる。笑
その後、2時間弱運転をして磐梯に向かう。
コテージに到着。
GW中何とか予約が取れたコテージだったので、あまり期待していなかったがすごく綺麗。
おばちゃんの案内も程よいテキトー加減でよい。
真野ダムのボート屋とは安心感が違う!笑
そして1人部屋まである。
なんだここすげえぞ?笑
「おれここの部屋〜!」
などと、野外活動のようなテンションにみんななってきた。笑
今回のイベントは、釣りはもちろんみんなでコテージに泊まるという楽しみポイント、さらに言えば、キッチンを使い大好きな料理を心置きなくできるというポイントがありました。
久々にシェフとして、皆さんに美味しい料理、そして最高の笑顔を届けられるよう頑張る時ですよ!!
我ながら料理はまあまあ自信あるんですよ(小声)
みんなに「美味しい!」と言ってもらえてとても嬉しかったです!
釣りの話とか、昔話しながらお酒飲んでゲラゲラ笑える時間はとても有意義でした。
3日
次の日は桧原湖で午後からガイドサービスで、バス釣りの予定だったので、朝はのんびり。
二日酔いのヤツもいたが、ゆっくり朝の時間を過ごし、タックルの整理をしていざ桧原湖へ!
桧原湖に到着。
本日のガイドの加藤さん本多さんにご挨拶。
「午前中はどうだったんですか〜?」
苦笑いを浮かべ、首を横に振りながら人差し指を立てて1匹のみだと言う加藤さん。
それを聞き僕らも苦笑い…。笑
磐梯といえば、かなり冷え込みがキツい地域で、道中には五月だと言うのに雪もまだ残っている。
まだまだ完全に春という感じではなく、魚に口を使わせるのは難しい時期のようだ。
「まあー、なんとかなるっしょ!笑」
釣りバカ6人は、喫煙者と非喫煙者に分かれそれぞれバスボートに(僕は非喫煙者)
12〜17時の5時間勝負!
いざスタート!
この日も前日同様爆風。
こんなんでボート出せんのか?転覆しないか?というほど湖面が騒がしい…。笑
そんな中でもさすがはガイドさん、うまく風裏になるポイントに案内。
前日同様ダウンショットでボトムを探っても、アタリはなく春の桧原湖の洗礼を受ける…。
ガイドさんが、シャッドやジグヘッドのミドストで釣れていると話していたので、今まで何となくやっていたミドストをプロの方からしっかりとご享受をいただき、見よう見まねでワームを操作する。
ミドストとはミッドストローリングの略で、簡単に言えば竿を操りルアーを中層付近で漂わせるテクニック。
ワームで底を叩いたり、トップウォーターでルアーを泳がせたりというような、手の感覚や視覚でルアーがどう動いているか確認できない、言わば正しいか正しくないかがよくわからないのだ。笑
ガイドの加藤さんからは、「あってるあってるいい感じ!」と言われても、周りのみんなと顔を合わせて、「これでいいのかな?」と疑心暗鬼に…。笑
小学生の頃から、ルアーを風呂に持ち込み、どう泳ぐか、どう誘うかの妄想を重ねてきた自分を信じてロッドワークで小さなワームを操る。
ブルッ!
「あ、当たった!」
周りのみんなが、顔をこちらに向ける。
みんなの顔がこちらを向いた瞬間、もう一度バイト!!!
ロッドを煽る。
「食ったああああああ!!!!」
昨日の雪辱、バラすものかあ!!!!
ドラグを使いながら、魚を徐々に弱らせる。
魚体が見えてくる!でかい!
無事ネットイン!
この1匹、この感動のために僕は生きてるんです。
手足ふるえたぁ…。笑
その後も、得意げにミドストを続けるがこの1匹で終了。
もう1つの船も、釣果は1匹のみ。
個人的にはとても嬉しい1匹でしたが、春の桧原湖の難しさを実感させられました…。笑
2日間を通して、仕事のことなんかすっかり忘れて、ガムシャラにチャリンコこいで一日中釣りをしてたガキンチョの頃に戻ったみたいでとっても楽しかったです。
みんなでカッコつけて撮った写真。
イメージはこれ↓
まあ僕らに肩書きをつけるなら…、
左から
エロ目ルアーオタク
破天荒メバルストーカー
二日酔いモンスター
シェフ ミドスト
コンビニ弁当男
おしゃべり下痢アングラー
と言ったところでしょうか、異論は認めます。笑
初対面同士もいましたが、釣りというツールですぐに打ち解けてくれて楽しい2日間になって僕は満足です。
長々と2日間について書きましたが、最後までお付き合いありがとうございました。
新たな時代も変わらず、釣って釣って釣りまくりたいと思います!
余談ですが、しっかり遊び抜いたおかげで、T島くんから胃腸炎をいただき、ぶっ倒れました。笑
それでは〜。