過去1内容が薄いっ!!
いつの間にやら3月です、
相変わらず早いですね…。
コロナに続いて次は戦争ですか、ほんとに何があるか分からない世の中だなとつくづく思わされるばかりです…。
さて、僕の2月ですが……、
世情とは裏腹に僕の釣果は平和一直線でして…。笑
例年2月は苦しみながらも何とか釣れる季節というイメージなんですが、目立つ釣果はないですね…。
ここ数年この時期はひたすらクロソイを狙って夜の海に繰り出すのですが、今年からは転職をして車通勤になったため平日の夜もかなり海に通っています。
そこそこいいサイズが釣れたのは上の写真を釣った日だけであとは修行の日々。
"出ればデカい"
という魔法の合言葉を信じて毎週毎週通い詰めているもののなかなか厳しいですね。
4月初めくらいまでは可能性があると思うので、
諦めずに狙っていきます。
他の2月のトピックスと言えば、仲間内で恒例となったロックフィッシュの大会"根魚王"(ねうおう)。
今回は3回目の開催で、友人たちに声をかけて14名が参加してくれました。
釣りを通して交友関係が広がっていくのは嬉しいし、自分の友達と友達が仲良くなっていくのを側から見るのが僕はとても好きです。笑
結果はというと、大人気なく3連覇となりました…。笑
主催者でありながら優勝賞品をかっさらっていくのはどうなのかと思いながらも楽しませてもらいました。
次は6月くらいですかね。
その他には、ちょっと気の早いナマズも暖かい日を狙って行ってみましたが、本当に何にもなかったです…。笑
こうして釣れない日が続くと挫けそうにもなったり、オフショアで大物を釣ってる人を見て僻んだりする悪い心が芽生えてきそうですが、僕は僕の釣りを貫く、そしてこういう辛い時間が一番楽しかったりもします。
仲間達からはドMだとよく言われますが、簡単に釣れるのではここまでやり込まないし、釣りも雑になると思います。
(最近は釣れないのが当たり前になり過ぎて、気が抜け過ぎている気もするのでメンタルのバランスは大事)
大事なのは"釣れるか釣れないかじゃなくて、行くか行かないか"だと思うので、自分を納得させられる一本を取るまでは通い続けるしかないのです。(仮に取れてもまた欲は芽生えるので終わりはないのですが)
厳しい日々ですが、空気は少しずつ春っぽくなっているので、ここからに期待ですね。
二月編はこの辺で。
それでは〜
二月の釣行
ロック×1日(根魚王)
ナイトロック×6日
ナマズ×4日
計11日
ブログのスタイルがブレブレで…。
あけましておめでとうございます!(遅い)
皆様いかがお過ごしでしょうか?
釣り用のアカウントを作ったインスタをはじめ、ネタこそ枯渇してますがライター業や昨年の夏頃に開設したTwitterなどがあり、自分の中でこのブログのプライオリティが下がっているのが現状でございます…。笑
しかし、インスタに関しては釣りガール(ガール?)をはじめメッキの薄いキラキラした人たち、Twitterは揚げ足取り、がそれぞれ多いイメージで、どこかむず痒さを感じてしまいます(ド偏見なので悪しからず)。
自分の中で、このブログのスタンスがブレているので、今年は"月初にその前の月にどんな釣りをしたかタラタラと書いていくスタイル"にしてみようかと思っておりますので、お暇な方はぜひご一読ください。
それでは、以下一月編です。
今年は正月休みが5日まであったため、年始の休みは2回釣りに。
今シーズンのロックフィッシュは本当にシケの日が多く、良いコンディションの中釣りができた日があまりなかった印象です(磯がメインの僕の場合は特に)。
ホームエリアとも言える牡鹿半島や雄勝周辺は冬時期の西風をモロに食らうため、今シーズンは風の影響がそこまで大きくない気仙沼方面に向かうことが多かったです。
そんなわけで年始に磯と漁港、それぞれ1日ずつ気仙沼方面へ。
2022年ファーストフィッシュは寅年に相応しい柄の良型のベッコウゾイ!
仲間達と磯をランガンして各々数本ずつキャッチ。
みんなでワイワイやる釣りは楽しいですね。
今シーズンの磯ロックに関しては、自分の中で数よりサイズにウエイトを置いて取り組んでみました。
磯に立ってまで小さいワームを使うのではなく、ひたすらデカいワームを投げ続けてみましたが、まあ渋い…。笑
このへんのスタイルはこれからのシーズンを通してマイナーチェンジしていきたいところです。
全く釣れないのは一番精神的に悪いので。笑
さて、別日の漁港のゲームでは、超ナイスコンディションのアイナメを一本。
気仙沼はちょっと投げたらめちゃくちゃ深かったり、海藻が多いエリアが点在していたり、やりがいのあるポイントがとても多く今後も通ってみたいなと思っています。
コイツも、え?ここにいるの?って場所で釣れた魚なので本当に面白いなと思わされるばかりです。
これは12月の気仙沼の漁港での釣果ですが、上からプリのメス、アフターのオス、さらに婚姻色が抜けかけのアフターのオス。
季節が移ろうのを釣果で感じることが出来ました。それくらい行ってました。笑
リーリングしてきて、一瞬巻けなくなるようなあの引ったくりバイトはたまりませんね。
ロックフィッシュはリフトアンドフォールだという刷り込みはあまり良くない思考だと個人的には思っていて、特にアイナメは巻いててもしっかり食ってきますし、何より釣りのテンポが良い。
気仙沼方面は、初めて行くポイントが多いのでリーリングで探り、反応がなければ巻いてる時に見つけた海中の沈み物をネチネチやるスタイルで良いテンポで釣りが出来ました。
にしても見事に38〜42cmのサイズが揃い踏みで、それ以上がなかなか出てくれませんでした。
余談ですが、
今年からRYUGIのケースを買って、収納にも気を使ってみてます。
ロックフィッシュの場合、シンカー、フック、それに付随してビーズやスナップ、ストッパーなど使うパーツが多いです。
それぞれを綺麗に収納していても、それぞれをカバンやライフジャケットから出さなければいけないので結果的にリグる際に時間がかかり、かなりタイムロスになっているなと思っていました。
このケースは一個3,000円くらいします。
え?ケースに3,000円?と思った方も多い方と思いますが、このケースを買ってフィールドで数分でも実釣時間のタイムロスが防げるなら買って損はないかなと。
収納上手な方は安いケースなどでやりくりするのでしょうが、僕はそのへんが得意ではないので最初から課金しました。笑
GoProで撮影した自分の釣行動画を見返したりすると釣りをしていない時間がけっこう多いなと思ったので、少しでも解消できるよう努力しています。
他の1月のトピックスはこれです。
HUNTERS 6×4!
大好きなモンスターキスの新製品。
ざっくり言うと4段回に長さを変えれるスピニングロッドです。
自分としてはナイトロックやロックフィッシュの近距離戦、あとはバスあたりをメインで使えるかなと。
そして、イメージ通りに早速活躍してくれています。
(ナイトロックでドンちゃん)
(漁港でアイナメ)
今のところは最長の7ftモードをメインで使っていて、ロッドの力が発揮されるようなビッグフィッシュとのファイトもまだなので語れることは少ないですが、バットパワーもあり感度も良好です。
自分のやる釣りにかなりマッチしてくれそうなので、ここから手に馴染ませていきたいです。
一月の釣行
・磯ロック ×1日
・漁港ロック ×2日
・ナイトロック ×3日
計6日
でした。
今年は転職というか家業を継ぐことになり、今までのように長い連休などが少なくなることが想定されます。
ですが、車通勤で17時前に仕事が終わるので平日の夜にかなり時間ができるので、ナイトロックやもう少し暖かくなってきたらナマズに今まで以上に注力したいなと思っていますので、楽しみにしていてください。
一月編はこのへんで。
それでは〜
旅に出る理由なんて何ひとつない(四国遠征後編)
8、9日目
少し奮発したリクライニングシートから起床して、昨日の号泣で腫れた顔を洗った。
この日は昼から予定があった。
実は昨日アカメを釣る前に、Nくんを昼飯に誘っていた。
ここまで釣れていないしお互い旅先で1人、傷の舐め合いでもしようじゃないかと思い誘ったが、直後に釣ってしまったのはご愛嬌…。笑
そして、ここで嬉しいゲストが登場した。
モンスターキスのテスターをやっているFさんが高知に来ていた。
昨晩、2人は釣り場で偶然会ったらしく(2人は元から面識あり)NくんがFさんもご飯に誘ってくれた。
Fさんは怪魚界隈では有名で、雑誌や小塚さんのSNSなどにも度々登場する方で僕も以前から知っていた。
歴戦のオーラが体から漂っており、めちゃくちゃ年上だと思っていたが一つ上だった…。笑
そんなツワモノ2人とランチに行くことに。
またチキン南蛮を食べてしまった。笑
もちろん名物カツオのたたきも食べた。
Fさんは昨年からアカメ狙いに本腰を入れて、今年は5回目、昨年は10回東京から来ているとのこと。
それでもキャッチ数は2本。難しいんだなあ。
そしてFさんから、
「オレがいつもやるポイントがあるんだけど、もし良ければ3人で今日明日とやらないか?」と。
憧れの方からのお誘い、何も断る理由はなかった。
ランチを済ませ、3人でエサの確保に向かった。
Fさんは昨年から通い込み、ボラを生かす道具をこちらの知人宅に保管してもらっているらしい。
さすがのバイタリティだ。
しかし、レンタカーに魚を入れまくるのはカオスだった。笑
Nくんに教えてもらい、ボラの掛け針にオモリをつけるチューニングを施し、見えるボラをシューティングした。
これが見事にハマり今まで苦しんだのが嘘のように獲れた。
カラオケボックスやファミレスの裏を流れる川をみんなで釣り竿を持って歩き回りボラを狩りまくるのは明らかに異質な光景だったが、必死だった。笑
エサを確保しFさんのポイントへ向かった。
各々仕掛けにエサをつけて流し、アタリを待った。
飯や酒を買い込んで、アタリを待ちながら色んな話を聞かせてもらった。
経験値が格段に上の2人の話はとても刺激になったし面白くとてもいい時間だった。
しかし、その楽しさとは裏腹にアカメからの反応はなかった。
Nくんの竿に一度反応があったが、針がかりまでは至らなかった。
ここまで暖かい日が続いていたが、この日くらいから少し空気が変わってきたように感じた。
温暖な四国といえど季節は11月、夜は寒い。
しかし、海外経験者たちのタフさはすごい。
Fさんはレモンサワーをカパカパと煽り、寝袋に入りものの数分でいびきをかいて爆睡。
Nくんも夜通しアタリを待った後、朝方から昼過ぎまで地べたで爆睡していた。
僕はあまり眠れなかった。
というより、この楽しい時間を睡眠に割くのがもったいなかった。
空いた時間もひたすらにルアーを投げ続けた。
翌朝、monster baseで買ったメガドックを投げていると、エサを泳がせていた竿からラインが沖へと走っていった。
何度かアカメとファイトをしていたため、恐らくアカメではないことは察しが付いた。
しっかりとラインを巻き取りアワセを入れた。
ノッた!!
アカメではないがデカいぞ?
ウトウトする2人を大声で起こし、タモを準備してもらった。
ブリだ、95cmあった。
宮城でこんなのが陸っぱりから釣れたら大騒ぎだが、狙ってるのはアカメだったからかあまり嬉しさもなくファイトもあっさりしていた。笑
嬉しさよりもバラしたアカメはどれだけデカかった?という恐怖がまた湧き上がった。
このブリは料理人のNくんに捌いてもらい、お世話になりっぱなしのTさんに後ほど差し上げた。
このブリだけで、その日も特に反応はなかった。
Fさんは今日の夜行バスで東京に戻るとのことだったので、夕方にお別れをした。
短い時間だったが非常に濃い時間だった。
Nくんも次の日の夕方の夜行バスで帰るとのことだったので、僕も翌日までやり切って高知を後にすることを決めた。
夜までNくんと共に粘ったが反応はなかった。
僕はさすがに車中泊とネカフェのソファーでの生活に体がこたえてきたので、その日の晩は市内のホテルに泊まって体調を整え、溜まった洗濯物なども片付けることにした。
しかし、チェックイン後ベッドに座りそのまま横になり気付いたら眠ってしまっていた。(せっかくのホテルなのに布団で寝ていない)
10日目
いよいよ高知最終日だ。
昼前からNくんと合流し、彼が乗る予定の夜行バスの時間まで粘ることにした。
ここまで奇跡的に快晴の日が続いていたが、この日はあいにくの雨。
昨日までの2日間はFさんのポイントで粘ったが、最終日は僕が何回もバラした川に戻ってきた。
雨が降る中エサを投入したが、
結局何も起こらずゲームセット。
やはり僕が釣った日あたりで良い潮周りが終わっていたのかもしれない。面白いように反応がない日が続いた。
Nくんと終わりだねーなんて話をしていたところ、
「おーーーーーーい!!!!」
と背後から聞き覚えのある声が。
あの2人だった。笑
雨の中走って駆けつけてくれた。
アカメが釣れたことを報告すると、
写真を見て「すげええええ!」と言ってくれた。
今日高知を去ることを伝えると、一緒に写真を撮って欲しいと言われ、これオレのスマホなんだけどなと思いながら写真を撮った。笑
そして、最後に握手をした。
男の子の方は、「オレも釣り頑張る!!」と言ってくれた。
見えなくなるまで手を振って、
雨の中「またねー!」と遠くから叫んでいる。
この前と同じ「またね」でも、今度は何となく"また"がある気がしてしまった。
後日、ことの経緯を書いて、メッセージを添えた写真を同封して彼らの小学校に郵送した。
特段返事はなかったが、彼らの元に届いていると嬉しいなと思う。
小学生たちと別れ、Nくんとも最後に挨拶をして高知を後にした。
1番お世話になったTさんも釣りの途中に顔を出してくれたので、今日で帰ることを伝えた。
メーターオーバーを釣ることが出来なかったため
また必ずリベンジに来たいと思う。
Tさんからは、「いつでも帰ってこいよ!!!」と熱いメッセージをいただいた。
本当にどこまでも良い人だった。
日が落ちて雨がさらに激しくなってきた。
カツオのたたきの定食に舌鼓を打ち、この旅を1人振り返った。
アカメを釣ったことだけでなく、多くの出会いや人の温かさに触れたりいろんなことを経験した。
一コマ一コマ思い出すだけでウルウルくるぜ。
定食を食べ終え、車を走らせた。
実はこの旅、
アカメが釣ることが出来た時の裏テーマがあった。
コイツ、コブダイだ。
過去のブログでも書いたが、社会人2年目の後半に一人で淡路島に行って挑戦したが撃沈した。
もしアカメが釣れれば、帰りに淡路島を通ってリベンジをしようと決めていた。
雨がかなり強く、その日の夜は徳島と淡路島を結ぶ鳴門海峡大橋が通行止めになってしまった。
ドライバーズハイに任せて淡路島まで夜中に行ってしまおうと思っていたが、少し休めと言う神からのお告げだと言い聞かせその日は徳島市内のネットカフェに泊まった。
11日目
通行止めがいつ解除になるかも分からなかったため、アラームはかけず寝れるだけ寝た。
起きたのは10時過ぎ。通行止めの解除を確認してネットカフェを出発。
昨晩の猛烈な雨は止んだが、かなり強い西風が残っている。
牡鹿半島で鍛えた風裏探しからすれば、淡路島クラスの大きな島で風が当たらない場所を探すのは容易だ。
地図をサラッと眺めて良さげなポイントをいくつか見に行った。
明日までの2日間でケリをつけたいと思っていたため、この日は焦らず腰を据えて出来る場所を探した。
何箇所か周り、ここかなと思うところでやってみたものの反応はない。
ちなみにアカメのタックルを流用してPE8号に100lbのリーダー。
大きめのカン付きの針にスーパーで売っているブラックタイガーなどのエビをオモリを付けて沈めるいたってシンプルなものだ。
釣りの最中、犬の散歩をしていたおじさんが話しかけてくれた。今回はこの手のおじさんの一言にだいぶ助けられている。
この人も淡路島でいろんな釣りをやりこんでいるようで、コブダイについてもいろいろ教えてくれた。
明確に"ここが釣れるよ!この仕掛けがいいよ!"のように押し付けず、"こういう場所で釣れることが多い"というこちらのポイント探しの楽しさの芽を摘まない諭し方をしてくれたいい人だった。
その方から教えてもらったヒントを頼りに作戦を練り直して、翌日は3年前に来た時にやったポイントを選んだ。
夕方以降は、島内で風呂や飯を済ませ翌日のポイント近くに車を停め車内で寝た。
12日目
朝方少し雨がぱらついていた。
昨晩、スーパーでレジのバイトをしている女子高生くらいの若い女の子に異質な目で見られるほど買い込んだエビ(バナメイエビ、ブラックタイガー、撒き餌用に冷凍のむきエビ、計3,000円超)を持ってポイントへ。
足元には大量のスズメダイ、その中に小さいが2〜30cmほどのコブダイも混じって見える。
撒き餌を投げまくりスズメダイを寄せて、その中を一気に重いオモリで本命のコブダイが下にいると信じてエサをぶち込む。
反応は早かった。
コンッ!コンッ!
と小気味良く竿が動く。
どんなアタリ方をするのかイマイチ分からなかったので、とりあえず思い切りフッキング。
トルクがあってよく走ったがすぐに浮いてきた。
ロリコブダイだった。
とりあえずはご対面出来た。
このサイズなのに、この引きか…。
成魚のパワフルさを想像するとムラムラしてきた。
また同じようにエビを投入する。
するとまた同じような、小気味良いアタリが入る。
また、あのサイズか…。
フッキングをする。
あれ?重い…。
竿先に伝わる明らかにさっきのとは違う重量感。フッキング時に時が止まるわかる人にはわかるあの感覚だ。
ん?おえ????
グン!グン!グン!とトルクフルな引きで引っ張っていく。
前日漁港を散策中にコブダイ狙いのおじさんが、ロッドをロープで固定してるのを見てやり過ぎだろと思ったがこの瞬間賛成派に傾いた。
猛烈なパワーと真っ向勝負。
さっきのヤツとは全然違う…。
落ち着いて浮かせて何とかネットイン。
そして小さくガッツポーズ。笑
64cm、もっともっとデカくなるらしいが初めてにしては上出来でしょう。
にしてもいい顔してやがる。笑
後日写真をSNSや関係各位に見せると、"嫌いな上司にソックリ''、"親戚にこの顔のおじさんいる"という何とも言い難いコメントが相次いだ。
狙ってはいたが、こんなにあっさり勝負がつくとは思わず少し腰が抜けたような感覚。
フワフワした気持ちで写真を撮っていると、遠くから走ってくる人が。
遠目で僕のファイトを見ていたらしく、大物なのでは?と思い駆け付けてくれたようだ。
ガッツポーズ見られてたの恥ずかしい。笑
記念に一枚撮ってもらった。
にしてもこの人、写真上手いな。笑
エサが尽きるまで、と思ったがエサ取りの小さい魚が多く午前中のうちにあっけなく無くなった。
しかし、リベンジは成功。
あっけなく勝負はついたが大満足の釣果だった。
その後は昼過ぎから、島内の温泉施設に行き旅の疲れを癒した。
コブダイも無事釣り、この旅の全釣り日程は消化。
その晩は大阪に住む地元の同級生とその奥さんと一緒に焼肉を食べに行った。
「泊まって行きなよ」とも言われたが、これだけの期間まともに布団で寝ていないため、今ここで寝てしまったら起きれなくなる&とてつもなくイビキをかいてしまいそうだなと危惧して、夜中に走れるところまで走ることにした。
2人に別れを告げ、また車を走らせる。
愛知、三重と抜け静岡に入ったところで力尽き、
浜松のSAで眠りについた。
13日目
この日は特段予定はない。
朝起きてから、行きとは逆の東京方面を回って仙台へ向かった。
富士山を横目に走る。
学生時代、群馬からの帰省の道中に栃木の上河内SAでよく食べた豚嘻嘻(とんきっき)の餃子定食。
所詮SAの飯屋と思うなかれ、普通に美味い。
懐かしの味を食べたり、休み休み帰り午後には仙台に着いた。
蓋を開ければ全日程で23都府県を縦断し往復で2,500km。
無事事故やトラブルなく完走することが出来た。
この後数日は久しぶりの布団を噛み締めるように毎日12時間近く寝ていた。
エピローグ的な
最初はただただ"アカメを釣りたい"という気持ちだけで勢いで行った四国だったが、結果的にアカメが釣れて、コブダイやブリ、その他見慣れない魚たちにもたくさん触れることが出来た。
正直釣果に関しては出来過ぎだった。
そして、それだけでなくTさんをはじめ沢山の人の温かみに触れ、さらには仲間が出来て、帰る場所もひとつ増えた。(Tさんにはお世話になり過ぎたので後日牛タンの詰め合わせをこれでもかと送った)
文中には登場しなかったが、釣りをしていると声をかけてくれる地元の方たちもたくさんいて、こんなご時世の中に遠路遥々来てることに対しても怪訝そうな顔をせずに毎日話しかけてくれた。
高知県には"高知家"という県を挙げてのスローガンがあるようで、その名の通り"県民皆家族だぜ"というのがヒシヒシと伝わってきたし人がスレてない。
優しさに触れ、仲間もできて刺激もあり精神的にもかなり充電が出来た旅だった。
そして、"釣りの素晴らしさ"を改めて感じた。
(Fさんの先日のブログともだいぶ被っていたが)
あまり神話的な話は好きではないが、やはり"運命"のようなものを感じざるを得なかった。
アカメを釣るまでは日に日に答えに近付いている気がしていたが、結果的には思ってもいない形で"釣れて"くれた。
結局は魚のことなんて何も分からないし、
だから面白いと思う。
僕は、最終的には自分じゃどうしようも出来ないというところが釣りの好きな理由の1つだ。
部活や勉強、仕事や恋愛もそうかも知れない。
努力をして自分のパフォーマンスを発揮して結果を出す。社会の中で求められる大事なスキルだが、こと釣りにおいては少し違うと思っている。(もちろんそれが仕事の人もいて一括りには出来ない)
最終的には答えは水の中にしかなく誰も分からない。釣れるときは釣れるし、釣れない時は釣れない、そんな最後は"運"みたいなところが、潔く、ある意味自分に言い訳を作れるから気楽に思える。
TさんもFさんもよく"最後は運"というフレーズを使っていたのが印象に残っている。
SNSで得意げに、"何で釣れた"だの"こうすると釣れる"だの書いてマウントを取っている人もよく見かけるが、釣れてるシーンだけを切り取れば何とでも言えるし、そんな人たちだって失敗を重ねているはず。
自分なりのメソッドみたいなのはもちろんあるしそれを構築していく楽しさも醍醐味の1つだが、僕はやはり"最後は運"という気持ちを常に心に持って、人の釣果を見てヒリヒリした気持ちにならず気楽に釣りをしたいなと改めて思わされた。
Tさんはよく仕事柄お客さんに、「どうしたら釣れますか?」と聞かれることが多く、その際は「ゴミを拾え」とアドバイスをするようだ。
それもまた"真"だなと思う。笑
"良い風が吹くように、やれることはやる!"
自分自身そういう心持ちはとても大事だなと改めてこの数日で気付かされた。
まあ、書き始めればキリがないが、この旅を通して少し成長出来たなと思う。
この1匹で終わりではない。
むしろ、この1匹がスタートになったと思う。
アカメが紡いでくれた縁を大事するためにもまた近いうちに高知に帰って、豊かなフィールドで熱い仲間たちと赤く光るあの目を拝んで心を震わせたい。
そして、アカメだけでなくいろんな所に旅に行きいろんな魚を追い求めたいな改めて強く思う。
それも"いつか"じゃなく"行ける時に行く"。
間も無く誕生日を迎えると27歳になるが、思っていたより人生は早いし人は簡単に死ぬんだなと最近すごく思う。
小塚さんが以前仙台で酔っ払いながら、
「"時間"は買えるけど、"時代"は買えないからな。」と言っていた。それに尽きる。
この言葉は僕の原動力になっているし、これからも胸に強く刻んで動いて行きたい。
やべやべ、かっこつけ過ぎたかな。笑
と、ここまで"くるり"の『ハイウェイ』を聴きながら感傷的に書き連ねました。(タイトルもそこからもらいました)
故に過去一番の長編になってしまったが、ここまでお付き合いありがとうございました。
来年もよろしくお願いします!
皆様良いお年をお迎えください!
それでは〜
四国の赤い閃光を探して(高知遠征前編)
やれやれ、またスパンが空いてしまった…。笑
今年も残りわずか。
皆さまどんな1年だったでしょうか?
僕は、前回の投稿でもチラッと書きましたが、今年は体調を崩したり仕事を辞めたりなどなど、年始には思ってもいなかったことが次々と起こり、何があるか分からないなと切に感じた年でした。
"なるようになる精神"で生きているので、そんなライブイベントのひとつひとつも思い返せば楽しみながらやり過ごせたかなと。(退職の手続きとかめんどくさくてもうやりたくないけど)
そして!!
前回の投稿後すぐに旅に行ってきました!!
行き先は、
四国は高知県。(龍馬です)
なぜかって??
釣り人の方なら察しが付くかと。
そう。コイツ。
アカメです。
イトウ、ビワコオオナマズと並んで日本三大怪魚と称される釣り人の憧れ。
せっかく出来た時間。
憧れを憧れのまま終わらせないには絶好のチャンス。
アカメを狙いに、単独で四国に車で乗り込み約半月間の旅をしてきました。
結果から言うと、釣れました!
上の写真のアカメも僕が釣った魚です。
幼い頃から憧れ続けた1匹に出会えたことはもちろんですが、コイツに出会うまでにいろんなことがあった最高の旅だったので、忘れないように(忘れるわけない)しっかりと書いておこうと思い長ったらしく書いてみました。
前後編に分かれる程かなり長いですし、ご興味がある方は覚悟して読んでください。笑
よろしくお願いします!!
1日目
今回の旅は10月30日から11月11日の13日間。
11月14日に親戚の結婚式があったため、それまでには帰ってくると家族に伝え、1人車を走らせた。
行きは仙台から福島、新潟を抜け日本海側をひたすら西に走り関西を抜け岡山まで行き、そこから瀬戸大橋を渡り四国に入るというルート。
ナビの予測では13時間かかるとのことだったが、休憩する時間と所用もあったため、それらの時間を考えて16.7時間は見越して、初日は朝の8時に仙台を出発。
所用というのは富山県に。
僕の尊敬する"小塚拓矢"さん(知らない人はググってね)が営むブランド、モンスターキスの実店舗monster baseが富山県は高岡市にあり、ちょうどその日が店を開けている日(自称日本一空いてない釣具屋)だったので富山に寄ってから行こうと前々から決めていた。
仙台を出て、福島、新潟と見慣れた景色を高速から眺めながらひたすらに車を走らせる。
テキトーに選んだけどめちゃくちゃ美味くて声が出た。笑
新潟県内に入ると右は日本海、左は田んぼと言った景観の変わらない道が延々と続くため、大好きな霜降り明星のラジオを聴いて気を紛らす。
午後2時過ぎには富山に入りmonster baseへ。
店内には他のお客さんはおらず、小塚さんだけ。
しかし、寝ていた。笑
挨拶を済ませ、以前仙台で一度飲みに行かせてもらった時の話や、釣りのあれこれやアカメの話などなど色々な話をして、予定よりかなり滞在した。
そして、「頑張ってこいよ!!!」と小塚さんや他のお客さんたちに温かく送り出してもらった。
なんだか知らない人にそんな風に声をかけてもらうこと自体久しぶりだったし、見知らぬ土地まだ見ぬ旅の行く末、いろいろなことが相まってとても嬉しかった。
(戦利品)
感傷的になるのはまだ早い、富山まで来たとは言えまだまだ旅の途中。何なら半分も来てない。
そこから再び車を飛ばし、北陸、関西、中国地方を抜け、高知に着いたのは深夜2時過ぎだった。
過去1のロングドライブを無事走り切り、高知県内のSAに車を止めて車中泊仕様にした後部座席で爆睡。
遠いとは言え日本は狭いなと思った1日だった。
2日目
昨日の疲れもまだ残ったままだったが、高速を降り市内へ。
(見慣れない景色が見れるのも旅の醍醐味)
今回のアカメ旅は、あえて"旅"感を強めるためにほぼ下調べなしで来た。
良くも悪くもSNSやYouTubeを漁れば簡単に情報が手に入るこの時代。
"こうすれば釣れる"みたいな変な先入観を持って行くことだけはしたくなかったので、あえて情報は極力シャットアウト。
実際に現地で肌で感じて、試行錯誤して1匹にたどり着きたいと思っていた。
この旅の主戦場、
高知県浦戸湾。
大きな湾に流入河川が何本も入っている地形だ。
宮城県の人に伝わるように言うのであれば鳥の海がめちゃくちゃ大きくなったような感じかなと。(適切かは不明)
この広い湾内や河川、全てがポイントとなるようだが、今回は1人での釣行で、なおかつ相手は下手すると1m30cmを超えるような怪物だと言うこともありスロープなどのランディングまでスムーズに行える河川を探してそこをメインに釣りをしようとボヤッとだが思っていた。
当日は旅先での駐車トラブルなどは避けたかったため、川の近くのコインパーキング(24時間で500円という格安)に車を止めて、ひたすらに歩いて雰囲気を探ることに。
1箇所目の川を河口から上流へ歩いていると、既視感のないシルエットの大魚が悠々と泳いでいるのが見えた。
ん?まさか?
良く目を凝らすとアカメだった。
早過ぎる登場に思わず笑ってしまった。
1mは軽く超えていたと思う。
アカメって本当にいるんだ!!!という嬉しさが湧いてすぐ、あんなの本当に獲れるのか…?という恐怖を感じた…。笑
魚を見て怖いと感じたのは初めてだった。
とりあえず、この川にアカメはいるということが分かった。
一度車に戻り釣具を持ってまた同じ川に入り直した。(この日は12.3キロ歩いていた)
"大きなリュックと釣り竿を持った大きな男がフラフラしている"という地元民からの明らかなヨソモノに対する視線を感じながら川沿いを歩いた。
歩いていると早速ボラの群れを見つけた。
↑この針をひたすら群れに投げてボラの体に引っ掛けるいわゆるガラ掛け、ギャング釣りとも言われる釣り(?)だ。
地元でやっているおじさんを見かけたことはあったが、僕にとってはこの旅が初挑戦だった。
群れに針を投げれば簡単に取れるだろうと安易に考えていたが、これがめちゃくちゃ難しい。
この旅で1番苦しんだことかもしれない。笑
ボラもそんなにバカではない。
群れの中に投げて引っ掛ける、単純だが非常に難しい。
とにかく闇雲に投げまくって、1時間ほど。
やっと獲れた!!!
デカくね??笑
50cm程あったが、後々アカメ経験者の方たちに話を聞いたが全くデカくない、むしろ小さいボラだとシーバスが邪魔をするからこのくらいが良いとのことだそうだ。
やっと獲れたボラだ。
トレブルフックを頭にかけてアカメを見かけたエリアに"頼む!"と念じてボラを流す。
にしてもデカい、ほんとに食うのか?
正直疑心暗鬼だった。
ルアーでやった方がいいかな?ポイントは合ってる?などいろいろな邪念が浮かんだが、仕事を辞めて捻出したモラトリアムだ、時間はある。笑
焦らずに今はこの釣りをとりあえずやり通してみようと自分に言い聞かせた。
小塚さんにも言われたが、あれもこれもと迷い始めたらダメだ、これをやり通すという信念が大事だ。
アカメからのコンタクトは思いのほか早かった。
夕まずめにかけて干潮に向かっていき、川がどんどん浅くなり水の中が見えるようになってきた。
水底を見ていると悠々と泳ぐ2匹の大魚を発見、
アカメだ。
朝見たヤツよりは小さかったが、それでもデカい。
早まる心臓の鼓動を落ち着けて、進行方向に先回りしてボラを流した。
すると、弱りかけたボラが急に暴れ出した。
アカメが近いということだろうか、さらに鼓動が早まる。このヒリヒリ感がたまらない…。
すると…、
ゴンッ!!!
竿先に重みが伝わった。バイトだ!
その時アカメは目視出来なかったが、バイトは続かなかったためロッドワークで少しボラを浮かせた。
その瞬間、下から思いっ切りさっき見た2匹のデカい方が食い上げてきた。
ボラが大きかったため、口に全部は入り切らない状態で咥えたまま少し沖に走る。
フッキングするタイミングを伺いながらその様子を見ると、飲み込もうとアカメが頭を振った。
今だ!!!とフルハッキングをしようとしたが、頭を振った瞬間にボラが身切れしてしまった…。
またとないチャンスだったかも知れない。
1発で仕留めきれない勝負弱さを恨んだ…。
しかし、時間はある。
"初日にここまで魚に近付けたとポジティブに捉えよう"と言い聞かせた。
そして、"この川でやり切ること"と"エサ釣りに徹すること"を決めた。
ボラの確保が非常にネックだが、何とかなるだろうと浅はかに考えていた。笑
アカメは夜行性だということもあり夜もやってみようかと思ったが、さすがに疲労がピーク。
この日はスーパー銭湯に入り車で爆睡した。
3日目
昨日バイトがあった際にエサのボラはほぼ死にかけだったと言うことから死にエサでも何とかなる?と思い早朝のスーパーでアジを2匹買った。
そして昨日のポイントに行き、ボラの群れを見かけるまではこのアジを投入した。
朝方の潮が動くタイミングで、小さかったがアカメがアジを見に来た。
やはりこの川結構アカメがいるぞ??
しかし、見に来ただけですぐに見切られてしまった。
やはり生きエサが強いのかとボラの群れを探した。
すると、川沿いを犬の散歩をしたおじさんが歩いてきたので、「こんにちは!」と挨拶。
ただでさえヨソモノ感が強いし、ご時世もご時世なため嫌な感じは与えたくないので地元の方たちには大きな声で挨拶をした。
すると、おじさんから、
「アカメですか?」と土佐訛りで一言。
お、この人釣りする人なのかと思い、「そうです。」と。
話しているとすごく詳しい。
仙台から1人で来たことや昨日バイトがあったことなどいろいろ話をした。
「よく釣りはされるんですか?」と聞くと、
「するも何も近所の釣具屋の店員やで。」と。
え??笑笑笑笑笑
展開が素晴らし過ぎる…。笑
その他にもいろいろ話をして、
「もし疲れたら休憩がてら店に来なよ!」とまで言ってもらった。
僕は人生の中で、こういういい風が吹いている時は素直に身を任せるように心がけている。
ここでいう風は、もちろんその釣具屋に顔を出すことだ。
その日は朝方のワンチェイスだけで何もなく、ボラも獲れなかった。
欲を言えばボラが溜まる場所を見つけて獲って車でこの川に持ってくると言うのが理想だったが、あいにくボラを生かすためのスカリ(水に沈めるカゴ網)だけで、輸送用の道具のクーラーボックスなどを持ってきていなかったためそれも買いたかったためおじさんの釣具屋に向かった。
店内で上記のようなここまでの反省点を話し、いろいろ買い足そうと言う旨を伝えると。
「そんなのオレの貸すで!旅先でそんなん買う必要ないやろ!」と。
「なんなら、今晩仕事終わったら一緒にボラ獲にいこか??」とまで。
何だ、この人…神様??笑
めちゃくちゃ優しい、優しいという次元ではない。笑
(以下Tさんと呼ぶ)
そして、ご好意に甘えてクーラーボックスなど輸送用の道具を借りて一緒にボラを獲りに深夜の高知市内をランガンした。
釣りが好き!という共通項があれば、初対面で生まれた場所や年齢も違うと言えど打ち解けるのは造作もなかった。
車内では東北、四国各々のフィールドでどんな釣りをしているかなど釣りの話で盛り上がった。
今思えば不思議だったがとても幸せな時間だった。
そして、ボラも面白いように獲れた。
小1時間で3本程。
これだけあれば2日、上手くやれば3日は待つ。
翌朝釣りをするポイントに行き、獲ったボラをスカリに入れた。
「本当にありがとうございます!!必ず釣ってこの恩に報います!!」と深々とお礼。
すると、「アカメのタックル見してみ?」と言われたので見せると、「うーん…。」と唸る。
「時間あるならウチに来い!」と。
断る理由もないので、お宅にお邪魔させてもらった。
僕はアカメのタックルをPEの8号にリーダーはナイロンの100lbを結んでいた。
不足はないだろうと思っていたが、「130lbで切られたヤツを見たことがある。」と言われ、続け様に「ワイヤーでリーダーを作っちゃるからコレを使い?」とまた神の一声。笑
「せっかく遠くから来てるんや、出来る限りのことはさせてくれ。」と僕のどこにそんなに賭けてくれるのかと申し訳なくなりながらもTさんのご好意にあんぶに抱っこ。
最強のリーダーを作ってもらった。
もう深夜2時を過ぎていた。
「泊まっていってもいいぞ!」と言われたが、そこまで甘えるのは申し訳なく、感謝の旨を伝えその日は車で寝た。
素敵な出会いと、人の優しさに触れて心がとても温かくなった。
自分がもし地元の釣り場で、「○○を釣りたい!」と意気込む人を見つけたらここまで優しく出来るか?見ず知らずの人のためにここまでやれるか?と自分を回顧したりも。
なんだか深夜の車内で少しウルッと来てしまった。
自分のエゴだけではなく、しっかり釣ることが恩返しにもなると思い"必ず釣ってやる"という気持ちがより強くなった1日であった。
4日目
この日はボラの集魚力を思い知ることに。
昨晩協力してもらって獲ったボラを朝から投入してアタリを待った。
反応があった場所で、抜かりないタックルセッティングで臨めている。
高知に来て3日目にしてすでに大詰めかのような感覚があった。
まだ時間に余裕はあったが、いつか釣れると思っていてはいつまで経っても釣れない。毎日今日で仕留めると思いながら挑んだが、この日が1番気合が入っていた。
反応があったのは夕方だった。
それまで元気に泳ぎまわっていたボラが急に岸際に寄り始めた。反応か?
潮が満ちていたタイミングだったためアカメは見えなかったが、必ず近くにいると信じてアタリを待った。
すると、
竿先にガツンと伝わるアタリが。
グン、グンっ!と引っ張っていく。
ラインをフリーにしてフッキングを綺麗に入れられる場所まで走らせる。
落ち着け、落ち着けと言い聞かせる。(それでも落ち着けない)
そして、
ここだ!というところで力の限りフッキング!
フィーーーッシュ!!!!!だ。
(そんなこと言う余裕はない)
乗った。
とてつもない重み。
猛スピードで沖に走っていくようなファイトではなく、トルクのある引きでズリズリ引き込まれる。
こちらもタックルに不足はない。
目一杯の綱引きだ。
どこかで追い合わせを入れたいなと思いながらも、そんな余裕は全く与えてくれない。
ポイントは足場が高く、所々に階段がある川だったためファイトをしながら階段付近に寄せていくのが僕のゲームプランだった。
しかし、階段の方に寄せていくとアカメが方向転換。
ギアを上げたように走り出し、僕は前のめりになり両膝をコンクリートの壁に強打。その瞬間タックルがフワッと軽くなった。
やっちまった…。
大魚とがっぷり四つでファイトする時に、タックルバランスで1番弱いとこが露呈する、それは"自分の身体"も含めて。と以前聞いたことがあったがまさにそれだった。足元がフラついた。
魚だと思って少し舐めていたかもしれない。
バカだ…。
ホラの頭部には歯形がくっきり。
ファイト後に気付いたが、ボラに引っかかる孫針だけでなくメインフックもボラの口に絡んでいた。
おそらくそれが原因でしっかりと針掛かりしなかったのだろう。
全部負けてる…。
一番のチャンスを取りこぼした、
このミスにはかなり凹んだ…。
ご当地グルメ如月(きさらぎ)のチキン南蛮弁当を涙を飲みながら食べるのであった…。
(高知の南蛮はタルタルではなくオーロラソース。)
その日の夜もTさんとその友人に付き合ってもらいボラを獲りに。
しかし、群れを見つけられずその晩は1匹も獲れなかった。
夜に行ったポイントで、僕と同じディアモンスターの竿を使っている若者を発見。
話しかけると東京から来ているとのことだった。
その日彼とは世間話をする程度だったが、後ほどまた登場する。
5日目
この日は暑かった。日中は半袖で釣りをした。
祝日だったこともあり、仙台の友人たちから激励の電話をいくつかもらった。
昨日のファイトやこれまでの過程を話したりもしたが、釣ってもいないのにファイトは出来たみたいな満足感にあぐらをかいて自慢するのもカッコ良くない、必ず釣ると強く言い聞かせて残りのボラを流した。
(ウキにしていたペットボトル下にアカメの影)
ボラを回収しようとした瞬間足元にとてつもなくデカい1匹がヌンッと浮いてきた。
ずーっとボラを見ている。
動画を回していたが、8分間1歩も動けない時間が続いていた。
この日付けていたボラがさすがにこれはデカ過ぎないか?というサイズだったため、アカメも食い渋ってタイミングを伺っているのだろう。
恐らくアカメは捕食があまり上手くない。
自信もないのかも知れない。
ボラもずっとアカメに背後を取られ弱ってきた。
僕もこんなに長いこと焦らされるのは我慢できなくなってきて、ボラがプカーっと浮いたタイミングでロッドを煽ってジャークさせた。
その瞬間!!
「バァァァァゴォォォーンッッッ!!」
アカメのスイッチが入り一気にボラを吸い込んだ。
ヨシ!と心の中でガッツポーズ。
しかし、何か違和感を感じたのかエサがデカ過ぎたのか、ボラを吐き出してしまった…。
とてつもない捕食音だった…。
後々地元の方に、夜に川から大きな音がして子どもが落ちたかと思って見に行ったら、壁際にアカメが捕食の際に水を吸い込んで出来た水柱の跡が付いていたという逸話を聞いたが、この音を聞いたらそれも納得だった。
この日のバイトはそれだけだったが気温が高くアカメの活性も高かったのかチェイスも何度かあったがチャンスは一度きりだった。
ずっと何も釣れないのは精神衛生上良くないので、Tさんの釣具屋でイソメ(こっちでは青虫と言うらしい)と虫ヘッドを買ってライトゲームをして遊んだ。
キビレは東北にはいない。あまり経験のない引きがとても楽しかった。
大きいのは釣れなかったが、小さくても強い引きとゲーム性(トップでも釣れるらしい)の高さがチニングの人気の理由なんだろうとすぐに分かった。
(背びれカッコ良すぎない?)
ライトゲームで心を癒されこの日は終了。
如月でまたチキン南蛮を食べて爆睡した。
6日目
この日は前日釣ったキビレなどボラ以外のエサを試した。
しかし、全く反応がない。
ウロウロしてるアカメを見かけたがバイトには至らず。
やはりボラなのか…、少し疑心暗鬼になってきた。
迷いは良くない。ボラがいいと思ったらとことん信じよう。
そう思い日中から、ボラを探して市内を回ったが群れは見つけられなかった…。
苦しい時間だった。
その日の夜、再び東京から来てる彼がいたポイントに行ってみた。
長い堤防の先端で1人椅子に座りアタリを待っている。悲壮感すら漂っていた。笑
話をしてみると同い年だった。
彼は学生時代からアマゾンに行ったり海外をはじめ遠征をメインで色んな魚を釣っている釣り人とのこと。
Tさんともそうだったが、釣りの話で盛り上がると打ち解けるのは簡単だ。
彼は学生時代からアカメに恋焦がれ今回が6回目(だったかな)の挑戦でまだ釣れていないとのこと。悲壮感はこれが理由か。
それだけ厳しいんだなということと、それなのにバラしてしまった自分の勝負弱さに少し焦りを感じた。
いろいろ世間話をしながら、またライトゲームをして遊んだ。
すげえ、なんだこの豊富な魚種…。笑
毎投違う魚が釣れる。笑
見知らぬ土地で見知らぬ魚。
釣れる度に、「これなんだろう!?」とアラサー2人でキャッキャしていたがとても幸せな時間だった。
彼は夜通し頑張るとのことだったが、僕は昼間メインで釣りをしていたので深夜に解散。
お互い高知にはまだ滞在予定だったので連絡先を念のため交換して健闘を祈りあった。
(以下Nくんと呼ぶ)
この日はさすがに疲労も溜まってきたので、市内のネットカフェに泊まって爆睡した。
7日目
ネットカフェで爆睡し寝坊気味でスタート。
この日はエサ探しから始まったがボラは獲れずキビレやシマイサキを確保した。
(シマイサキ、かっこいいよね?)
シマイサキに関しては、ボラより良いという人も多いらしく期待が持てた。
いつものポイントに戻りエサを流す。
何もない…。笑
今遠征初のノーチェイスノーバイトだった。
ボラも獲れなくなってきてるし、焦りはかなりあった。
半月ほど滞在出来る予定だったが、その日程も間も無く折り返しを迎える、流れが悪いな…。
こういう時は徳を積もう。笑
小中学校の通学路近くのポイントでやっていたため、よくちびっ子に話しかけられた。
特にこの2人は毎日下校時に応援に来てくれたため、この日は気晴らしに釣りを教えた。
釣らせることは出来なかったが、車に積んであったこれから使おうと思っていたメガバスのルアーを「沢山あるから大丈夫!」と意地を張ってプレゼントした。笑
「またねー!!!」とまたがあるかも分からないのに走って帰っていく。
健気だなあと背中を見つめた。
焦りを抑えるためにこの日も如月の弁当を食べていると、Tさんから連絡が。(食べ過ぎ)
「気晴らしにチヌでも釣りに行くか?」と。
ボラはなかなか獲れなくなってしまったけど、チヌなら釣れると思うしエサにもなるから夜釣りに行こうぜと誘ってもらった。
そうじゃなくてもほぼ毎日空いた時間にコーヒーの差し入れをくれたりボラの確保のお手伝いをしてもらったりしてるのにどこまで良い人なのだと。
そして、その日も夜から市内をランガン。
「ここでやってみよか!」と湾内の静かな場所にやってきた。
相変わらず虫ヘッドにイソメを付けてミドストのような感じで誘う。
すると、ヌンッと重くなる。
根がかり??いや違う。
巻けるぞ?ゴミでも拾ったか?と思った瞬間。
ギューン!!と走り出す。
なんだなんだなんだ??プチパニックになる。
かなりの重量感にトルクのある引き。
こんなデカいのが掛かるとは思ってもおらず、テキトーなバスロッドにPE1.5号にリーダー10lbの丸腰タックル、大丈夫か?笑
今までそのロッドで、シーバスやアイナメ、クロソイなどかなり大物を釣ってきたが竿の曲がり方が違う。バキバキと変な音も鳴ってる。
これはもしかしてアカメ…?笑
嬉しいけどこんな釣れ方アリ??と思いながらも、魚を見るまでは焦らずファイトしようとドラグを上手く調整しながら走らせて巻くときは巻いて、出来る限り魚を弱らせた。
手前には牡蠣殻、両サイドには船を泊めるためのポールも立っておりやや強引なファイトも必要だった。我ながらめちゃくちゃ上手くやったと思う。笑
大きい声でTさんを呼び、念のため持ってきていたタモを準備してもらった。
チヌにしては重過ぎるしシーバスにしては跳ねないし引きが違う、多分アカメだろうとファイト中徐々に確信に変わっていった。
そして、近くに寄ってきたときにTさんがヘッドライトで魚体を照らすと、赤い目が海中に映った。
「アカメ!!!!!」
2人で声を揃えて言った。
「絶対獲る!!!!!」
そう叫んで自分を鼓舞して魚を寄せた。
そして、Tさんにタモを入れてもらい見事キャッチ!!!
震えが止まらなかった。
体に力も入らなくなってしまった。
放心状態とはまさにこのこと。
その畏怖のある顔つき体つき、そしてこの目。
生きててよかった。心からそう思った。
人生で1番嬉しかった瞬間かも知れない。
ここまで協力してくれたTさんと硬い握手を。
釣ることが恩返しになると思っていたが、目の前で釣ることが出来て尚更嬉しかったし、自分のことのように喜んでくれた。
記念撮影を手早く済ませ浅場に移動し蘇生。
強い魚だ、すぐに元気になった。
頭を撫で回し、「お前のためにここまで来たんだぜ…、結婚してくれ。」とよく分からないお願いをしてリリース。
75cmとアカメにしては中型サイズだったが、僕には誇らしく、泳いでいく姿もとても大きく見えた。
しばらく放心状態は続いた。笑
しかし、Tさんから、
「まだ高知にはおるんやろ?ならメーターオーバー釣っていけよ?」とはっぱをかけられた。笑
アカメを釣った後も、チヌ釣りは続いたが竿から魂が抜けたかのように何も釣れなかった。
釣り方が釣り方だったため、
まだやるべきことはある。
そう思い、まだ数日高知に残ることを決めた。
というか楽しすぎて帰りたくない。笑
とりあえずその日は解散となり、ネットカフェへと向かった。
旅の過程はもちろん、仕事を辞めたことや体調を崩したことなど色んなことが駆け巡り帰りの車内では号泣してしまった。
インスタのストーリーに釣ったことを報告したため、色んな方から深夜にも関わらずコメントや電話が来たが泣き過ぎて出れなかった…。笑
その日は少し奮発して鍵付きの個室に泊まった。
念願の1匹は手にしたがこの旅はまだ続く。
前半はこの辺で。(一万字超えました)
それでは〜
釣りとは関係ないけれど
あれれ、前回投稿が2月…?
やばいやばい…、
コアなファンの皆様お待たせいたしました。笑
この空いた期間、色んなことがございましてブログの投稿が滞ってしまいました。
言い訳させてください。笑
まず1つがですね、
これです。笑
TSURINEWSというWEBマガジンで、チョロっと記事を書かせてもらうことになりまして。
まだそんなに記事は出てませんが、ロックフィッシュのことなんかでいろいろ書かせてもらってます。
事の経緯は、このTSURINEWSのサイトで、ライターを募集しているという広告を見かけて応募してみたことです。
テストライティング等プチ選考みたいなものを行い、無事採用していただけました。
もともと物を書くのが好きで、こんなことができればなーと思っていたので嬉しかったです。
少なからず人の目に触れるものを書くので身が入りますし、自分なりにいろんな本やコラムを読んで勉強したりするキッカケにもなり、いい循環が生まれてます。
SNS等では記事が出る度にアナウンスはしますが、暇な時にでも読んでもらえたら嬉しいです。
そしてもう1つは、
仕事を辞めました!
大学卒業後から4年半、某地方銀行で働きましたが、今年の夏頃から赤ワインみたいな血尿が止まらなくなったり、2、3ヶ月くらいずっと熱が下がらなかったり(今も平熱が36.9度)体の不調が突然現れ、世情も相まって熱があるとなかなか仕事にも行けず…という日々が続きました。
原因も分からず熱が出るので、体だけでなくメンタル的にもかなりしんどくて、良くないスパイラルの渦中にいるのが身を持って分かりました。
大好きなお笑い番組を見たり、藤井風くんを聴いたりしてメンタルを保ちましたが、まあーしんどかったっすね。笑
7.8月はほんとにほぼ寝込んでました。
元気な時。
死んでる時。笑
26年生きてきましたが、まさか自分の身にこんな体の不調が起きるなんて思っても見ませんでした。
正直なところ、原因はストレスなのかなと思っています。
四年半、いわゆる大企業と呼ばれるような会社で働きましたが、入社当初から"なんか違うな"という、言葉ではうまく表現できない違和感をずっと感じていました。
"付き合ったけど、この子とは長く続かないだろうな"みたいなあの感覚です。笑
ですが、こんなに寝込んでいればその違和感についてじっくり考える時間もあったわけで。
株式会社だし、雇われてる身だし、いろいろタラレバはありますが、"目標に向かってみんなで頑張ろう"とか"銀行員とはこうあるべきだ"みたいな同調圧力と昭和っぽいならわし。
ダイバーシティだのワークライフバランスだの、都合の良い言葉はならべるものの、現場はそんなに変わってないし、よく分からん資格試験の勉強なんかに土日は費やされたり…まあ嫌な部分はたくさんありました。
もちろん、"僕はそれが嫌だった。"っていうだけで、いろいろメリットもあるし否定するわけではありません。
ただ仲間と楽しく野球がしたいのに、強豪私立で甲子園を目指してヒリヒリした気持ちで野球をやっているような感じというか。(経験なし)
あとは、明言は避けますが他にもいろいろ嫌なことはありました。(お察しください)
そんな矢先に血尿がドバドバ出て、熱も止まらなくなって…と体に不調のサインが。
まあ、ある意味チャンスというか、
ココだ!という感じがしました。
そんなこんなで、会社も家族も説得して仕事を無事辞めました。
ただでさえ体調悪いのに、めちゃくちゃ体力使いました…。笑
でも今はだいぶスッキリしています。
思い返せば、"人に負けたくない"とかそんな小さな見栄とか意地で受験や就活をして、何となく道を選んでいたなーと。
もちろんそれが頑張れるモチベーションだったのかも知れないけれど、本当に自分のやりたいこととか、自分の力が発揮できる場所をちゃんと考えれてなかったんじゃないかなとも今回をキッカケに思いました。
六月の末から体調を崩して、九月の末に退社。まあいろいろ思うところは年始くらいからあったので、結構シンドイなと思う期間は長かったですが、今はかなり精神的に充実しています!
これまた話すと長くなるので割愛しますが、次の仕事は年始の1月からスタートする予定で、同じく仙台で働きます。
ここまで読んでくれた人がいるのかは分かりませんが、皆さんもお体には気をつけてください。
本当にいつ何が起こるかわかりませんので。
コロナもあってなんだかとっても息苦しい日々が続いています。
嫌なニュースばかりで、なかなか気も晴れないことも多いでしょうが、そんな時は釣りにでも行ってみてください。笑
僕は当分、旅に出ます!
釣りたい魚のためだけに贅沢に時間を使います。
あと、ちゃんとブログも更新します。笑
皆さんもお体には気をつけて。
それでは。
僕も勝手にHUNTERSの話をしよう
あけましておめでとうございます!(遅)
今年ももう2ヶ月近く経ってますね、
相変わらず投稿が遅くなってしまいました…。
年が明けてもコロナコロナ。
ワクチンが日本に来たなんて
ニュースもありますがどうなんですかね〜。
僕はと言うと、
2021年もいい釣りが出来てます!
1月半ばのボートロック。
今シーズンは総じて渋く、
ボートでもかなり厳しかったですね〜。
(このあと1回ボートでボウズありました…。笑)
そして先日、
仲間内でプチ大会!
その名も"根魚王(ねうおう)"!!
あの有名な陸王のパロ…。笑
本家さながらのレギュレーションも決め豪華景品も用意し、各々プラも念入りに行ったものの当日はだいぶ渋く…。
(閉会式の様子)
まあ、みんなで楽しく釣りが
出来たのでよかったんじゃないでしょうか。
たまにはこういうのも良いっすね。
新たな仲間と出会うキッカケにもなるし、仲間が本気になった時の力を知ることも出来きるし面白いなと。(当日はほぼ全員ボウズのためそのパワーを知ることはほぼなかったですが…。)
超余談ですが、本大会の会場が
志津川だったんですが、一心さんという
ご飯屋を見つけまして、
r.gnavi.co.jp
(ここぞとばかりにブログの機能を使ってみる)
味噌ラーメン&カツ丼セット
¥1,000
ジャンボカツカレー
¥1,050
うまいし安いし量も多いし、オススメです。
近くに行った際は是非!
こういうローカル飯屋情報もチョイチョイ挟んでいきたいなと思ってます。笑
さらに余談ですが、この根魚王、
45cm!
チームメイトのR君も44cm!!
ええ、プラでは釣れたんです、プラでは。笑
スゴく楽しかったので近々またみんなを集めて開催してみたいなと思っております。
さて、
ここ最近サボり気味で、時系列で釣った魚の写真をズラズラと並べた中身のないブログを書きがちだったので新年1発目(だいぶ遅いが)は真面目に書こうかと。
昨年購入したHUNTERS!(カッコいいよね)
コイツについて書いてみよかなと。
と思ったら、アナハゼティさんがまさに最近HUNTERSの紹介動画投稿してたので思わず笑ってしまいました…。
こちらはあんなに閲覧されませんし、
僕なりの書き方で…。笑
(モンキスさんのbaseより)
超簡単にまとめると、このロッドは
"長さを変えれるパックロッドです"
だいぶテキトーですいません。笑
詳しくはモンキスさんのbaseなどなどから見ていただければと思います。
今回僕が購入したのは6/7の方。
正直7/8の方が"いかにも"感があっていいなと思ったんですが、自分の釣行スタイルからすると使うのは6/7かなと思ったのと、パンゲアさんで念のため両方触らせてもらいこちらを購入。
話は少し飛びますが、
僕が小塚拓矢さん、そしてモンスターキスを知ったのは大学生の頃。
世界を飛び回り怪物を釣り上げる姿や、小塚さんの昔のブログを見て、「自分もいつか…」と思いを馳せていましたが、当時僕は熱血大学球児。
ほぼ休みなく白球を追いかけており、行けてもせいぜい数日続いたオフで行く霞ヶ浦遠征。
(大して釣ったことないけど)
正直なところ、憧れだけでディアモンスターを買えるほど金はないジリ貧大学生だったため、購入には至りませんでした。
しかし、今サラリーマンになりある意味釣りに集中できる(?)環境で、年間のうち何回かは遠征したり、いろんなジャンルの釣りをするスタイルがここ数年で定着。
コロナのため目論んでいた遠征は延期になってはしまったものの、今こそディアモンのようなパワーのあるパックロッド(いわゆる怪魚ロッド?)が欲しい!と思ってた矢先のHUNTERSの発売、そして小塚さんたちとのブーチャンでの宴。(前々々回のブログ参照。あの時は緊張してHUNTERSもあまり触れず。)
これは買うしかねえだろ〜…。
と思い立ち購入。(値段もディアモンシリーズより手に取りやすいという点も正直大きく)
正直、結論から言うと、
「買って良かった!」
の一言に尽きます。
これまでの活躍を簡単に。
初フィッシュは、みんな大好きベッコウ!
岩手の磯で足元のパンチングで。
写真が下手でしたがボートロックでは、
6フィートモードが活躍。
個人的にはナイトロックでの活躍が嬉しい。
スピニングの専用タックルやバスロッドでやる釣りも楽しいけど、軽いジグヘッドをコレで投げて思い切りフッキングする釣りにハマり中。
こちらは離島遠征での良型アイナメ!
フェリーでの移動のため、
パックロッドの機動力を十分発揮。
と、まあこんな感じで大活躍してくれてます。
買う前は、
・パックロッドは感度悪いってよく聞くけど?
・オーバースペック過ぎない?
などなど、正直怪魚ロッドという未知のジャンルに対しての疑念は何点かありました。
まず感度については申し分ないです。
僕の場合はロックフィッシュで使うシーンが(東北の秋冬でしかまだ使ってないため)現時点では圧倒的に多いですが、ボトムをノックした時の感度や、シーズン終盤のアイナメやソイに多いモゾっとした違和感系バイトもしっかり捉えてくれてます。
以前、モンキスのブログで継ぎ目の多さが感度の悪さに繋がってしまう。故にロックフィッシュとパックロッドの相性は悪い的なことが書いてましたが、個人的には問題なし。
正直専用ロッドと比べてしまうと劣る部分は確かにありますが、全然許容範囲。
さらに言えば、ボトムベタベタではなく、フォール時やスイミング時などルアーが浮いてる状態で出たバイトの伝わり方はかなり良い?そんな気がしてます。
グラスが入って程よいダルさがある故の恩恵なんですかね〜。
こんな小さいドンコのバイトも分かるし、しっかり乗るのを見ていただければ分かるかと。笑
あとはスペックについてですが、
まだそこまでの大物をこのロッドでは釣ってないので大それたことは言えませんが、先程のドンコや小型のソイ類なんかのバイトも取れるし、良型のアイナメについても安心してやりとりが出来てます。
良い表現は分かりませんが、小さい子ども相手に負けそうな演技をしながら腕相撲をしている感覚というか…。笑
"圧倒的なパワーで完勝というより、どんな魚が掛かっても楽しみながらやり取りが出来る"そんなイメージです。(本当はそんな余裕がなくなるような魚と対峙したいところですけどそれは追々)
この楽しさを生んでくれているのが、先述の通りグラスが入っているからなのかなと。
"怪魚ロッド"="超固い物干竿"
みたいなイメージがどうしてもあったんですけど、使ってみるとそんなことはなくて。
購入後、釣り仲間たちに手に取ってもらってもみんな口を揃えて、「いい意味でイメージと違う」、「汎用性高そう」と言ってもらえてます。
圧倒的なバットパワーがありながらも遊びのあるティップ、これ作るのって相当難しいんだろうなぁと思いました…。笑
このアイナメは、シャッド系のワームを堤防の足元スレスレをトレースして釣るいわゆる"キワの釣り"(最近宮城岩手で流行ってる?)で釣りました。
この釣りだとどうしてもフッキングが出来ずバラしに繋がりがちなのですが、ティップがしっかり入ってくれることで、針がかりもしっかりキマり、ファイトも安心して出来ました。
この釣り方で釣った時に、さらに今後春先からナマズやバスなんかでもしっかり使えるなというイメージが脳内にビビビと湧いてきました。
と、まあこんな感じでスペックについても申し分なく、釣りをしてるだけでとても幸福感のあるロッドです!
結局のところ、ロッドが各社からたくさん出て様々なメディアも発達し過ぎて、釣りのジャンルを問わず"専用ロッドこそ正義"みたいなスタンスが世に蔓延っている気がしてならない昨今。
でも思い返せば、小1〜高3くらいまでほぼアブのhornetのスピニング1本で小型のジグヘッドからトップの大型プラグまでやり通していたこの僕が何をカッコつけているんだと。笑
もちろん専用ロッドも大事に使ってますが、HUNTERSはこの1本さえあれば大丈夫!という安心感そして、使ってて楽しくなれる(カッコいいしね)そんなロッドです!
今後は、6フィートモードでもっとボートロックをやり込むことやジギングに挑戦すること、そして7フィートモードで大好きなナマズやビックベイトのバス釣りなんかにも挑戦したいなと。
そしてコロナの様子も見ながらHUNTERSを持って遠征にも行きたいところです。
HUNTERSのテスターの対象年齢?は25歳以下とのことらしく、先日残念ながら誕生日を迎え26歳になってしまいました…。笑
なので僕は、アナハゼティさんの影に隠れながら"東北ではこんな使い方出来るぜ!"っていうのを細々と発信していきたいと思います。
春から夏くらいにまた"こんな感じで釣れてるよ!"ってのを報告できたら良いなと。
それでは〜。
もう終わりなの今年!?
年末年始の休みに突入し、
自分の部屋でダラダラと今年一年を振り返り。
最近ブログが手抜き気味なので
しっかり書こうかなと。
まあ後にも先にも今年は
"コロナ"
これに尽きましたよね。
不思議な一年でした。
最初は、中国の都市伝説かなんかかと
思ってましたが、今やある意味"生活の一部"。
仕事柄それについて考えることも多かったし、プライベートでは友人の結婚式などイベントが軒並み中止。どこに行くにも、何か後ろめたさみたいなものが付き纏う日々が続いたような気がしますよね。
20代特有の何とも言えない焦燥感(僕だけ?笑)を投げ出して、コロナのせいにしちゃえ!みたいな気持ちが心のどこかに生まれそうになって見え隠れしちゃった時期もあるなーと個人的には思っています。
みなさんはどうでしょう。
とりあえず、釣りブログなので
今年一年を振り返ってみます。笑
まずは一月!
ゴールデン村民ことオウゴンムラソイ!
勝手に縁起物扱いしてるので
初フィッシュがコイツで何となく
気分良くスタート。笑
2月
離島遠征で良型アイナメをポツポツと!
今年釣った魚で一番カッコ良かったかも。
ハマり始めたナイトロックでBIGクロソイ!
たまたま港に落ちてたタモがなかったら取れなかったラッキーフィッシュ。笑
3月
1日でも早く釣ると意地になって、
3月1日に見事キャッチ。笑
"時合"や"タイミング"って大事だなって
改めて痛感した1匹。
4月
いよいよコロナの影が日本にも鮮明に。
春先のデカバスを求め県北へ通い詰めるも
フナと遊んで終了。笑
これはこれで楽しかった。
ナマズは春先からかなり好調。
5月
いよいよ緊急事態宣言発令。
自分たちなりに密を避け、
迷惑をかけない範囲の移動を心がけました。
その中で春のロック開幕を告げる嬉しい1匹。
遠征が出来ないなら、と
身近なフィールドにも足繁く通った。
6月
アイナメに関しては今年の最大魚。
久しぶりに雄叫びをあげたなあ。笑
モニターに選ばれフラッシュJを多投。笑
結構良い魚を連れて来てくれました。
大学時代の友人達と。
管理釣り場とは言え、楽しんでくれました。
やっぱり"はじめての1匹"って大事だなーと。
いい場面に立ち会えました。
みんなが魚を釣った時に見せる
笑顔ってとても素敵だなって最近つくづく思います。(なんかオッサンになってきた?)
7月
僕的2020年MVPの魚。(人の釣果)
こんなバケモノいるんだと、
開いた口が塞がらなかったです。
毎週毎週、モンスターに想いを馳せ
歩き回ってやっと取れた1匹。
自分のように嬉しく、
思わず熱い握手を交わしました。笑
コロナ期間中初めての遠征。
山形県は酒田方面にロックや、
ジギングやらを楽しんできました。
8月
毎年恒例の桧原湖遠征。
感染状況等も考慮して日帰り開催。
土砂降りに見舞われながらも、
みんなで楽しく釣りをしました。
やっぱり桧原湖は、
言葉では言い表せない何かが
ものすごいテンションが上げてくれる。笑
9月
再び日本海へ。
タイラバ初挑戦で良型キャッチ。
大荒れの日本海で初めての船酔い。
あんなに辛いんですね…。笑
10月
人生の師と勝手に仰ぐ、
怪魚ハンターこと小塚拓矢さんと
ご一緒させていただく機会が。
めっちゃ嬉しかったし、
色々勉強になる1日でした。
11月
期待の新星が徐々に頭角を現す。笑
まるっきりの初心者ではないとは言え、
しっかり1匹を釣ってくる所には関心。
普段の穏やかな印象からは想像できない往生際の悪さには、似たものを感じます。笑笑
11月は綺麗な魚に多く出会えた月でした。
そして、
いつか欲しいと思っていた
モンスターキスのロッド。
小塚さんにお会いしてその気持ちに
拍車がかかりこの度新製品を購入。
使いまわしてます!
12月
渋い渋いと言われながらも、
なんとかこねくり回して魚をキャッチ。
やはり試行錯誤の末の1匹は格別です!
そして今年のラストフィッシュは
程よいサイズのメバルで終了。
オウゴンムラソイで締めたかったけど
そんな上手くはいかず…。笑
ざっと振り返るとこんな感じで。
蓋を開ければコロナの影響で色んなイベントが中止になり、結果的に釣りに行く回数が増えた気がします…。(良いのか悪いのか)
どこか後ろめたさみたいなものを当初は感じでいましたが、やれることをやれる範囲で楽しむことを心がけたつもりです。
みんなで集まってキャンプに行ったり、大会なんかのイベントも徐々に再開して心置きなく釣り(釣り以外もね)を楽しめる日が1日でも早くくるといいな〜。
そんな感じでテキトーに振り返ってみました。
改めまして皆様良いお年を。
それでは〜。