悔いのない夕日を 〜自称リアス式海岸親善大使〜
毎週末のアラームセッティング。
夏至も近く、1年で1番陽が長いこの時期は朝が早いですね…。(朝じゃねえか)
毎週、眠い目を擦り、今更ハマったマカロニえんぴつの曲を熱唱しながら釣り場に向かっています。
あ、ご挨拶が遅れました、
お久しぶりです。
最近も芸もなく毎週毎週磯ロックに没頭しております。
タイトル通り、
宮城県内の20代でプライベートで牡鹿半島始めリアス式海岸に釣りに行ってるランキングがあれば、かなり上位に食い込める自負があります。(そんなのない)
村井知事!
変な被り物でもなんでもやるので、どうか僕を、釣りの魅力を伝える大使に…。笑(そんなのない)
冗談です、恥ずかしいです。
さて、
梅雨入り前から急に気温が上がり、
水温も安定してきました。(ちょっと高すぎるくらい)
本来なら、水温が15度に達したくらいから、
アイナメたちはエサを求めて接岸してきます。
「はーー??水温なんかどうやって調べんだよ!
毎日海に行くのかよ!」
と思って野党のようなヤジを入れたくなった皆さん、
落ち着いてください。
僕はこのサイトにお世話になってます。
↑こんな感じ。
毎日仕事の昼休みに、各地の水温を見て、週末はどこに行き、どう攻めようか考える日々です。
↑この2枚は同じ魚です。
水温がまだ低い段階でも、
季節に先駆けて釣れる魚はデカいという定説通り。
サイズこそ44cmでしたが、リアクションで食ってきた超マッスルな個体。
シビれましたねえ〜。
水温が安定してきたその翌週は、
35cm前後が釣れだしました。
翌週は、デカい個体に絞ろうと、
サラシの効いたポイントへエントリー。
狙い通り後輩が出した46cm!
めちゃくちゃかっこよかった!
(ここから僕は釣れない負のスパイラルにはまります。)
2週連続、デカイのかけてバラしちゃったんです…。泣
この辺りから、毎週金曜日は仕事中にロッドを持つ左手が震える現象が起き出しました。
そして!
そこから数週間、やっと抜け出した〜。
と、まあ、夏のシーズンイン前から、
アホみたいに毎週命を削って磯に行ってました。
野を超え山を越え、
こんな絶景が待ってるんです!
これだけで気持ちいい!
そんな中で釣りができる、なんたる幸せ。
アホですよ、アホ。
ドMです、ドM。
自分で自分を追い込む、逆境を自ら作る。笑
まだ見ぬ大物を求め、毎週海に行くも、まだシーズン入りかけの時期から行っているので空振ることも多く、
そんな日に、陽が傾いてくると頭の中で、
かりゆしの"オワリはじまり"が流れ出し、
"もうすぐ今日が終わる
やり残したことはないかい"
と語りかけられた気分になり、
「ありますううう、まだ釣れてないんですううう、沈まないでくださいいい。」と泣きじゃくることも多々。
冗談はさておき、
磯ロックに心酔し始めて早数年が経ちますが、仕事柄この6月前後の時期は資格試験や、昨年ですと車の購入の手続などで、なかなか夏のシーズンを本気でやり込んだことがありませんでした。
今年は新型コロナウイルスの影響でそういった試験なども一切なく、僕の足は毎週海へと向かうのです。
そして、これだけ海に通い詰め、初夏のロックを満喫しているので、それなりに自分のパターンであったり、ポイントの選び方であったり色々な学びがありました。
なので、釣りをして気付いたことや、感じたこと、教えてもらったことなどを備忘録的に残しておこうかなと。
ここからは僕の私見偏見なので、
鵜呑みにはせず、流し見程度でお願いします。笑
まずはエリアですかね。
初夏のパターンで1番大事なのは水温です。多分。
日本の場合、南から暖流(黒潮)が流れてくるので、
必然的に南側のエリアから水温が上がってきます。
そして、そのような大きな海流の影響を受けるのは外洋からなので、湾の中よりも外海の方が水温の上昇は早いというのが定説です。
しかし、一概にそうでもないようです。
先日、ボートロックに行った際に船頭さんからお聞きした話だと、金華山は親潮と黒潮、つまり寒流と暖流がぶつかるエリア(昔地理の授業でやりましたね)で、季節の変わり目の今の時期は、満潮(特に大潮の日)のタイミングで寒流が入って水温がガクッと下がって、潮が引くと冷たい水が引いて水温が上がるエリアが所々にあるそうです。
故に、水温が安定していないため、
いくらロックフィッシュの聖地と言われる金華山周りでもエリアを間違えれば空振ることもザラだとか。
クソみたいなイラストですみません。笑
僕の釣りノートからの抜粋です。
詳しいところまではわかりませんが、
外洋=暖かい
わけではなく、潮の満ち引きで寒流暖流それぞれの影響を受けるようです。
ちなみにその日は、金華山周りの水温が12度、移動した先の網地島は18度と少し移動しただけで全く異なりとても驚きました。
これはボートロックで行くような金華山周辺のポイントに限らず、リアス式海岸の外洋に面したポイントの多くの箇所に通ずると思います。多分。笑
まあ、要は
・エリアによっては外洋=暖かい、ではない。
・季節の変わり目の満潮(特に大潮)は水温低下に注意
ということです。
具体的にどこがどこより水温が高い低いというのはあまり分かりませんが、立地や魚の反応から考えるのも楽しいかと。
気になる人は水温計を釣り場に持って行くのが手っ取り早いと思います。
ここまでは海流が及ぼす水温の影響でしたが、あとは海流以外で立地が及ぼす影響ですかね。
これはもう、水温低下の要素が少ない
ってことに尽きると思います。
(海流の話にもかなり被りますが)
つまりは、陽当たり良好、流入河川なし、風裏、砂地が近いなどなど。
こんな条件が大事になってくるかなと。
僕的には、何度になったら釣れるというより水温が毎日安定しているエリアを探すことが魚を見つける一番の近道だと思います。
人間でも、エアコンが一日置きにしか付かない部屋と、ずっと冷暖房完備の部屋だったら後者を選ぶはずです。
そんな場所を、僕らが狙うアイナメはもちろん、アイナメが食べる小魚たちも好んで住み着くはずです、多分。
もちろんベイトがいるとか海藻があるとか、あげればキリがないんですけど、細かく書き過ぎたら自分のホームが割れちゃう気がするので、この辺に。笑
あとは、無責任ですが"第六感"です。笑
ここで釣れないならあそこかなとか、そんな引き出しは自分自身で養っていくしかない部分もありますよね。
相手は自然なので"絶対"はないですが、
肌で覚えて行くというのも大事なことです。
吾郎くんも言ってました。
努力は大事なんです、釣りたかったら釣りをしまくって、考えて考えることが大事です。
大事というか、僕はこのプロセスが好きです。(釣りに限ってですが)
スポーニングの時は釣れたのにとか、先週は釣れたのにとか、固定概念に囚われず、平日にああでもないこうでもないと妄想を駆け巡らせ、実際にフィールドに立ち、答え合せをしていく楽しさ、これがルアーフィッシングの醍醐味です。
ちょっと脱線しましたね。
あとはリグですかね。
最近はナスオモリにスプリットリングを通してシンカーにすることが多いです。
もちろんビーンズシンカーも使いますが、ジリ貧アングラーには高級シンカーを大量購入するほど潤沢な資金がないので、こうやって工夫しています。笑
バイトがあった時に、魚にシンカーの重みが伝わりにくくなるのと、シンカー自体に付いてるリングは脆くて、根掛かりして強く引っ張ると捻じ曲がったことがあるのでリングをつけるようにしています。
ナツメよりナスの方がフォールの姿勢が良いように感じるのでこちらをよく使います。
あとはこのように、
シンカー → ビーズ → サルカン → フック
(写真は逆ですねすいません)
という順番でリグを作っています。
直結するとシンカーとワームの距離が近過ぎて、魚に警戒心を持たれてしまう気がするので、どうにか出来ないものかなあと思っていたら、だいぶ前の雑誌『釣り東北』で、かの有名なエコギアプロスタッフの佐々木俊さんがこれを紹介してたので、それ以来ずっとマネしています。
わかりにくいかもしれませんが、ワームはフックのアイを超えてサルカンまで貫通させちゃいます。
こうすることで、バイトが出てもワームがズレにくくなってセカンドバイトも拾えるようになります。
偉そうに書いてますが、全部プロのマネです。笑
そして、偉そうに書いていたら、最近アナハゼティさんの動画に佐々木さんが出演されてこのリグを紹介していたので詳しくはそちらを見てください。笑笑
とにかくこれはやった方がいいです!
フックの交換も楽になるし、サルカンがローリングするのでバラシも軽減出来るし悪いことはありません。
このくらいでしょうかね。
ポイント選びとリグのひと工夫。
ポイント選びに関しては、
今年はかなり勉強しました。
と、まあこんな感じで、ブログの下書きを書き連ねて、自分なりに今シーズンの振り返りをして頭の中がスッキリしたのか先週の釣行でやっちまったんですよ〜…。
47cmのビッグワン!
ファイト中は50cmいったと思いましたが、
横に太いタイプでした。笑
サラシの中でかけたので、流れに乗ってめちゃめちゃ引くし、岸までにスリット超えてこなくちゃいけないしで超ヒヤヒヤのファイトでした。
久し振りに手足ガクガク震えましたよ…。
こんとき一人だったんですけど、雄叫び上げましたよ、25歳男性、一人で、ええ。
いやー、たまんないっすね。
磯ロックはこういうクエスト感、やり遂げた感を味わえるのが最高です!
この日見た夕陽は、久し振りにまだ沈まないでくれと思わずに見ることが出来ました。笑
こんな日を1日でも増やすべく、まだまだ邁進していきたいと思います!
次回は一年ぶりのキジハタ遠征が翌月に控えているので、そのことについて書こうかなと思ってます。
今回も長々とすみません。
お付き合いいただきありがとうございます。
それでは〜。