中森明菜のdesireって知ってる?
もう2019年も残すところあと数日。
毎年思うことですが、はやいですね〜。
どんどん1年が経つのが短く感じるのを、
ジャネーの法則って言うらしいですよ。
5歳児の1年は、人生の1/5の時間だけど、
50歳の1年は人生の1/50の時間になるからだそうで。
まあ考えりゃ、
そりゃそうか!
って感じですよね。笑
でも、歳を取っていく以上、
どんどんその感覚が短くなると考えると恐ろしい。
余談はさておき、
今回も十中八九釣りのことです、ええ。
そして!
前回は脱輪をしましたが今回は自分が落下しました。笑
いやー、死ぬかと思った。
そのことも含めまた長々と書いていこうかなと。
11月の気仙沼の大会で辛酸を舐めさせられてから、
狂ったように毎週毎週リアス式海岸の磯場へと足を運んできました。(元からだいぶ狂ってはいますが…)
今年は猛暑や台風の影響で海の中も例年とはまるで違う様子になっているように感じます。
いつもならハイシーズンと呼ばれるようなタイミングで釣りに行っても、魚はいるのか?と思うほど渋い。
あとは、これは今年を通じて言えることなのですが、
週末の土日に限って天候が悪い!!!
雨の日も多いですし、
空は晴れてても爆風だったり…。
「いやー、今日は釣り日和だねー!」
なんて言いながら釣りをした記憶が今年はあまりないですね。
僕たち割と仕事まじめにやってますよ!??
週末くらい楽しませてくださいよカミサマ〜
来年の初詣は自身のことよりも、天気が良くなることを祈ってきましょうかね。笑
んなことは言いながらも、
釣りには行ってるんですよ。
11月中旬
いつも行く磯で100m先くらいの
ブレイクで掛けた37.8cm
コイツを釣った時にネストを横切ったのに怒ったのか、後ろから50cmを優に超えた黄金のオスが追いかけてきたんですけど、めちゃくちゃ興奮しました。笑
11月下旬
ベッコウゾイ40cm
爆風大シケの中、沖のコンブ密生帯の中にワームを突っ込んで食わせた1匹(最初食ってるかどうか分からなかったです。笑)
11月最終日
ボートロックでアイナメ51cm(自己ベスト)
シャローから一段低くなったポイントで一発吸引系の強烈バイト!!!
足元で掛けたので、ファイト時間こそ短かったですが、念願の大台超えをすることが出来て感無量でした!
と、まあこんな感じで、
シブいシブいと言いながらも何だかんだ結果は出せてる気がします(ちょっと自慢)
まあただ往生際が悪いのでひたすらにキャストを繰り返してるってだけなんですけどね。笑
そんでまあ今回、12月15日!
今年ラスト、釣り納めでございます。
ちょっと早くない??
とお思いの方もいるかもしれませんが、師走の過密スケジュールでラストにせざるを得なかったのです…。笑
今回向かったのは我らがホームの某エリア。
せり出した半島の中に、お気に入りの磯が点在していて、季節や天候などをもとになんとなくいつもポイントを選んでいるのですが、その日は風向き的にいつものポイントは全部釣りにならなそうな気配でした。
朝一ポイントに一応行ってはみましたが、磯に降りる前から風が強いのが分かったのでわざわざ降りることはしませんでした。
こんなこともあろうかと!
事前に新たなポイントの目星をつけておりました!
特技のグーグルマップサーフィン、
そして最近磯探しに使っている
僕の必殺技が、youtubeです。
釣り場の動画なんか
みんな行ってて魚抜かれちゃってるでしょ!
とお思いの釣り動画ばかり見てるそこのアナタ!
甘い、甘過ぎるぜ…。笑
僕の必殺技はドローンの空撮です。
もちろん自分がドローンを操作するわけではないです。
youtubeには色々な動画を投稿している人がいますが、僕が目をつけたのがドローンの動画を投稿している方達です。
youtubeで、
「地名 ドローン 空撮」
などと検索すると、
こんな感じで、自分が行きたいエリアの海岸線が空撮されてることが多々あります。
あとはグーグルマップなどを使って、車が停めれる場所や降りていけそうな場所を探せばバッチリです。
地図上だと高低までは分からなくて、
いざ現地に行ってみると断崖絶壁で、釣りなんかできたもんじゃない!
となることも結構ありましたが、これを覚えてからはだいぶポイント選びでミスをすることは減りました。
もちろん、どこもかしこも空撮されているわけではないので、当てはまらないエリアも往々にしてあるのは確かです。
ドローンユーザーの方々!
もしご覧になっていれば、宮城県の海沿いの空撮、どんどん行ってください!笑
僕めっちゃ再生回数に貢献します!
まあ、そんな釣りキチガイにジロジロ投稿した動画を見られてるとは思ってもいないでしょうね…。笑
そんな感じで、ポイントを探しているのですが、今回も空撮をもとに見つけたポイントにまずエントリー。
ここは、車も停めれて比較的簡単に磯場に降りていけました。
磯と言うよりは浜のような地形です。
沖に根があるので、そこをネチネチと狙ってみたいなと妄想を駆け巡らせながら歩いていると、
太陽が出てきました!
気持ちいいですね〜。
写真にも写っているような根をめがけて、シャッド系の大きめのワームをキャスト。
朝イチなので、食い気のあるやつを探すためにリフト幅を大きくとって、アピール強めの攻めのアクション。
「ジリッっ!!!」
ドラグ音が早速響く。
おれじゃない!笑
後輩T島くんが一投目で39cmをゲット!
毎週末仕事終わりに寝ないで仙台から岩手に行き、
夜通し釣りをしてから、次の日も日が暮れるまで釣りをしているだけのことはあります、さすがです。笑
あっけなく良型が出たので、今日は風は強いけどイージーモードなのか?と淡い期待を寄せましたが、1時間半ほど沈黙。
「ダメだね!」
みんな首を横に振る。
魚の反応がない時は、割とちゃっちゃと移動してランガンするのが僕の磯ロックのスタイルなので次なるポイントへ。
そこはそのエリアの有名ポイントなので、覚悟はしてましたが、やはり車が先に停まっていたので引き返すことに。
先行者優先ですからね…。
来る途中に降りれそうだけど、未だ行ったことがないポイントがあったのでそこに行ってみることに。
初めてでしたが、完全に轍があって人が入った形跡がありました。
有望ポイントなのかな?
とりあえずやってみることに。
沖に根や切り立った岩など、アイナメが好きそうなストラクチャーが沢山あって雰囲気は抜群。
しかし、沈黙は続く。笑
風裏だったはずなのに、いつの間にか風がどんどん吹いてきました。
自分が立ってる場所の風が弱くても、キャストした先が強風でルアーを操るのが難しいという状況になってきたので、開き直って、完全に風裏になっていたシャローを狙うことに。
歩いて目ぼしのシャローに向かうと、先程のT島くんがすでにいて、やはり考えることは同じだなと思い、声をかける。
「じゃあ、おれはこっちの方やってみようかな!」
と、彼の横に向かおうと一歩踏み出した瞬間、事件は起きました。
踏み出して足をかけた岩が、そのまま崩れて、僕もバランスを崩してそのまま落下。
↑極端なイメージ
右手に向かおうとして、左足を踏み出し、左側への落下だったので、自分が落ちる方向がどんな地形なのか全く分からない状態での落下でめちゃくちゃ怖かったです。
真上を見ながら、
「このままどこまで落ちるんだ?海まで行くのか?はたまた猛烈にせり出した岩に後頭部強打して気絶?どうなる?どうなる??」
と、ほんの0コンマ何秒かの間に色々なことが頭を駆け巡りました。笑
「ドンッ」
1m位下まで落下。
幸いにもたまたま落下した先が平らな岩で、そのまま尻餅をついて着地。
背負っていたリュックがクッションになり、頭部も異常なし。
しかし、
自分が足をかけて崩れた岩が、上から岩肌をなぞるように転がって落ちてきました。
落下した驚きに放心状態だった僕は、それを避けきれず、ランドセルサイズの岩がふくらはぎを直撃!!!笑
正直痛かったかどうかも良く覚えてません。笑
頭の中では、
「真っ逆さーまーに、落ちてdesire ♪」
と中森明菜の名曲が流れ、
そして、
アニメ フランダースの犬でネロとパトラッシュが教会で天国に行くシーンが走馬灯のように蘇りました。笑
「大丈夫スカーーー!?!?!?」
と一部始終を全部見ていた後輩がダッシュで駆け寄る。
あまりに衝撃的過ぎて放心状態でしたが、我に返り怪我や致命傷はないか体をチェック。
岩に手をついたので、手には軽い切り傷。
そして岩が直撃したふくらはぎの外側には肉離れのような痛み。打撲ですね。
そしてタックルをもったまま落下したので、
僕の愛機、レボロケットのハンドルの軸が曲がったああああああ。泣
いや、まあそうは言うものの
これだけで済んで良かったです。
落ちた先がそのまま海だったらとか、落ちてきた岩が頭や腹に落ちてきてたら考えると、命あるだけ感謝です。
はあ〜死ぬかと思った。笑
ちょっと磯用のスパイクを新調したので、安易に考えてましたね〜。
グリップが効こうが、岩ごと割れたら意味ないですもんね。
2020年からは気をつけます!
皆さんも磯場では気をつけてくださいね!
そのあと、その場でT島くんが、本日2匹目再び39cmをゲット。
やりますね〜!
その1匹のみでアタリもない。
ちょうど腹も減ったので、
車に戻り早めの昼食を取ることに。
やっと気持ちが落ち着いてきました。笑
足は少し痛みますが、このまま終わるわけにはいかないと、僕の磯ロック魂が熱く燃え盛っています。
いつぞやのキジハタ遠征もそうでしたね。(波を頭から被って悔しさを胸に目標達成)
カップラーメンのスープを飲み切り、
気合いを入れて次のポイントへ!!!
先程先行者がいたポイントにもう一度行ってみました。
もともと僕が狙っていたとこは、先行者がいるメジャーな磯ではなく、そことは違う方向に降りていくワンド。
降りたことはなかったですが、もしエントリー出来れば、かなり良い釣り場なのではないかと目を付けていました。
ポイントに着くと、やはり車は停まっていましたが、そちらには誰もいないと信じ降りてみることに。
かなり険しい道を想像していましたが、
案外アッサリ降りることが。
先行者もいません。これはいいぞ。
三人はそれぞれ足場を選び釣りを開始。
大きいワームを使って、キャストできる範囲を丁寧にアプローチしてみましたが、反応無し。
隣にいたT島くんも、首を傾げる。
雰囲気はあるのにな〜。
「あれ、釣れてんでねえスカ?」
T島くんがそう言うので、振り返ると、
奥の岩場を選んだR君の
ロッドがブチ曲がっている!!!!!
かなり遠目でしたがファイトを見守る。
なかなかデカそう。笑
そんなサイズが釣れると思っていなかったのか、ネットを探してアタフタしている。笑
なんとかかんとかネットイン。
こちらに大きくガッツポーズを掲げる。
釣れたら大声ではしゃぎがちな彼ですが、
割と控えめなリアクション。
予期せぬファイトに疲れたんでしょう。笑
「45cmくらい!!」
目測らしいですが、いいサイズです。
「あれ、オレだけ釣れてない…。」
そんなことを考えていると、
R君が35cmくらいのをもう1匹追加。
おいおい、みんな2匹釣って
オレだけボウズは切ないぜ〜??
ここは一本出さねばと気合いを入れ直す。
こういう時は
リアクションバイト誘発作戦です。
魚の本能に!訴えるのです!
具体的にはロッドを煽ってリフトした後、ワームがフォールに入る前にロッドを2、3回シャクってワームをダートさせたりスイミングさせたりします(ワームのフォルムによって動きが変わる)
これは日本海にキジハタ遠征に行った時に覚えた技で、全く釣れない時なんかにけっこうハマったりします。
ただ一つデメリットがあって、
ワームが着底した時のバイトではないのでしっかりフッキングが決まらないことが多々あります。(デカいキジハタをバラした経験あり)
これはジグヘッドでやれば改善出来るのかもしれませんがポイント的にそれはかなり厳しいので、今回は普通のオフセットフックを使いました。
釣りの知識がない方々、
ここまでの説明、きっと上の人たちみたいに見てましたよね。笑
すいません、ここからは割と付いてこれる話に戻ると思いますので笑
まあ、要は奥の手を使う的なことです。
潮通し抜群、海藻もたくさん生えていて、
エサもあるし産卵にも適してそうな、いかにもなポイントにルアーを通し、先程のアクションを使う。
答えはすぐに出ました!
「ゴンっ!!!!」
きたあああああああ!
首の振り方的にかなり頭が重そうな良型!
手前はガチャガチャした岩が点在していたので慎重に魚を手繰り寄せる。
見えた!
デカイ!!!
針がしっかり口に掛かっているのを確認して、一気にブッコ抜き!!!
先に釣った二人を黙らせる46cmオス。
体高もあってめちゃめちゃカッコいい!!
いや〜、ナイスファイトでしたね。
これだからやめられない、
いや、やめるつもりはもともとない。笑
アイナメは冬場の今時期に産卵期を迎え、オスは体を黄金に輝かせ、卵を守ります。
「しっかり一家を守ってくれ、
また遊んでくれ、ありがとう〜。」
感謝を込めてリリース。
ちなみに、最近婚約した釣り仲間の一人は、
僕たちにひたすらに、
「あれ婚約したのに金色になってないね?」
「いや、アイナメじゃねーよ!」
と、ひたすらいじられています。
皆さんも是非使ってみてください。
その後もその場で粘っていると、
T島くんの、
「ふぁーーーーーーーっ!」という声が響く。
先程僕が釣ったポイントで、推定50cmオーバーをラインブレイクで取りこぼしてしまったそうです。
めちゃめちゃ悔しそう。笑
ものの1時間で、こんなに良型が連発したここの磯のポテンシャルすごい…。
スパイクの跡などもなかったので、秘密の場所にしておこうかなと企てています。笑
そのあと粘るも、T島くんが小さいのを1匹釣ったところで、夕暮れまで時間が差し迫ってきたのでストップフィッシング。
爆風でポイントが限られてる中、初見の場所三箇所でこれだけ釣れたんだから良かったのではないでしょうか。
「あれはデカかったな〜。」
なんて、1日を振り返りながら磯から車まで戻る。
20分ほどの道のりです。
車に着き、トランクに腰をかけ
着替ていると足に激痛が。
釣りをしている時は集中していたので、ちょっと痛いな、くらいの感覚でしたが、脱いで傷を見ると、ふくらはぎが真っ青に。笑
立つのもやっとの状況になってしまいました。
自分の釣りへの集中力ってすごいんだなと関心。笑
帰りの道中コンビニで買った氷で足を冷やしながら運転し、なんとか帰宅。
そこから2.3日は足を引きずらながら歩いていました。
とは言うものの、「釣りに行って怪我をしました。」なんて上司には口が裂けても言えないですからね、平静を装ってオフィスを歩いてましたよ、痛かった〜。笑
今現在二週間ほど経ったので、さすがに足の痛みはほとんど消えましたが、未だにアザは残っています。
みなさん本当に怪我にはお気をつけて。
ボーナス叩いてリール治しに行かないとなあ。泣
正月も釣りの予定あるし。笑
今回はだいぶ長くなってしまいましたね。
お付き合いいただきありがとうございました。
今年から始めた日記のようなこのブログ。
暇つぶしに来年もよろしくお願いします。
ちなみに今年は釣行回数70回程でした。
もっともっと勉強して、大会でも上位に食い込めるよう努力していきたいと思います。
近々、どんな道具を使ってるかとかの記事も書いてみようかなあと思っております!
それでは〜。